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6月6日〜6月12日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の天秤座(9/23~10/23生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「対話で得た結論は、いわば、知の“共有物”」
―― 山本貴光『BRUTUS 2021年7月1日号 大人の勉強案内』Study9より

西洋占星術で用いられる「ホロスコープ」は円形(360度)です。12サイン(星座)は概念上のものであり、ひとつのサイン(星座)は360度÷12=30度という、全て同じ大きさ(エリア)で分割されています。

今週は太陽が双子座エリアの16〜22度を運行し、社会に広がる全体テーマの主旋律を奏でます。

それは、雑踏のなかで語られる「言葉」が、集まって「群衆の言葉」となり、それが大きなエネルギー、大きな智慧へと進化するイメージです。

社会的な場面では、デモが盛り上がったり、政府の無茶な政策に対する反対の声が大きく上がったり、署名活動なども活発化するかもしれません。

自分一人では得ることができないものを得るタイミング。知性に飲み込まれるように触れて、今まで知らなかったことを受け入れ、バージョンアップしましょう。

対話で得た結論を多くの人と分かち合い、知の“共有物”にしていくことができそうです。

意欲とバイタリティを司る火星と、成長拡大を司る木星が、火のエレメントである牡羊座エリアを運行し、議論の熱が高まったり、行動的になる人が増えるかもしれません。

根拠なく自信がつくこともあるかも。ポジティブにこの天体の燃え盛る力を使うのは良いことですが、恐れるべきものはきちんと恐れる感覚をなくしてしまわないことが大切です。

また、時代を反映した問題や運命といった、大きなものを司る冥王星と、知性や情報を司る水星、夢やスピリチュアリティを司る海王星の調和的な配置があります。

集団から一歩離れ、自分の魂を海の底から拾い出し、過去も未来も愛おしみ、「美しい夢」を見ようとするようなムードが広がりそうです。

未来を見つめる想像力を大切にして、心や魂のような柔らかいものを守るために、知性や情報を活かしていこうとすると良いでしょう。

11日には、愛と喜びを司る金星と改革やサプライズを司る天王星が重なることで、「思わぬ喜びごと」がありそうです。

天秤座の星模様

インタビュアー

太陽は「遠方への旅」「ここではないどこか」「体系的な叡智」を意味する場所を運行しています。

太陽が運行している双子座と天秤座は同じ風のエレメントであり、調和的に強く影響をし合う関係にあります。

風のエレメントは、対話や情報交換が好きで、軽やかに喋ることができる資質があります。今週は知識欲が高まり、知らないことを知る喜びに満ちる週にできそうです。研究や勉強もはかどりそう。

火星と木星が、「パートナーシップを結ぶ」「公式な契約を交わす」ような場所を運行していることも相まって、誰かと相互理解のための熱い議論が巻き起こるようなタイミングです。

よく知っていると思っていた相手と、あらためて対話をしてみると思わぬ発見がありそう。インタビュアーになったつもりで様々な角度から質問をしてみること。

目の前の人が持っている、情報、記憶、知識を掘り下げることで、自己を振り返ることができ、大きな学びを得られるでしょう。

冥王星+海王星+水星の配置で、自分が与えたもの(働きかけたこと)がもととなって、喜びがありそうです(情けは人の為ならず的な)。

優しく、柔らかい気持ちでいると還元的な流れがスムーズになり、喜びを受け取りやすくなりそうです。

11日の金星と天王星の重なる配置は「深い縁(しがらみ)」や「繋がりの中での変容」「継承(先祖代々)」を意味する場所にあり、押し入れの奥から急に素敵なものが見つかって、それを譲渡されるようなイメージです。

びっくりするような棚ぼた的なギフトがあるかもしれません。

剛力彩芽

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