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6月6日〜6月12日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「対話で得た結論は、いわば、知の“共有物”」
―― 山本貴光『BRUTUS 2021年7月1日号 大人の勉強案内』Study9より

西洋占星術で用いられる「ホロスコープ」は円形(360度)です。12サイン(星座)は概念上のものであり、ひとつのサイン(星座)は360度÷12=30度という、全て同じ大きさ(エリア)で分割されています。

今週は太陽が双子座エリアの16〜22度を運行し、社会に広がる全体テーマの主旋律を奏でます。

それは、雑踏のなかで語られる「言葉」が、集まって「群衆の言葉」となり、それが大きなエネルギー、大きな智慧へと進化するイメージです。

社会的な場面では、デモが盛り上がったり、政府の無茶な政策に対する反対の声が大きく上がったり、署名活動なども活発化するかもしれません。

自分一人では得ることができないものを得るタイミング。知性に飲み込まれるように触れて、今まで知らなかったことを受け入れ、バージョンアップしましょう。

対話で得た結論を多くの人と分かち合い、知の“共有物”にしていくことができそうです。

意欲とバイタリティを司る火星と、成長拡大を司る木星が、火のエレメントである牡羊座エリアを運行し、議論の熱が高まったり、行動的になる人が増えるかもしれません。

根拠なく自信がつくこともあるかも。ポジティブにこの天体の燃え盛る力を使うのは良いことですが、恐れるべきものはきちんと恐れる感覚をなくしてしまわないことが大切です。

また、時代を反映した問題や運命といった、大きなものを司る冥王星と、知性や情報を司る水星、夢やスピリチュアリティを司る海王星の調和的な配置があります。

集団から一歩離れ、自分の魂を海の底から拾い出し、過去も未来も愛おしみ、「美しい夢」を見ようとするようなムードが広がりそうです。

未来を見つめる想像力を大切にして、心や魂のような柔らかいものを守るために、知性や情報を活かしていこうとすると良いでしょう。

11日には、愛と喜びを司る金星と改革やサプライズを司る天王星が重なることで、「思わぬ喜びごと」がありそうです。

蟹座の星模様

心静かに

先週に引き続き、「キャリア」や「公的な場面」「社会参画」を意味する場所 に火星と木星が巡る影響が強く、仕事は忙しそうです。

水星、海王星、冥王星が調和的に繋がる影響により、映画やドラマ、もしくは知人の話す物語の中から、理想的なパートナーシップについて考察したり、愛や癒やしを学ぶタイミングにできたりすると良いでしょう。

11日に金星と天王星の重なる配置は「人脈運」や「抜擢運」「応援してくれる人」を意味する場所で起こります。

新しく素晴らしい人に出会い、雷に打たれたような衝撃を受けるかもしれません。または、誰かにサプライズでプレゼントを貰うかも。

太陽は「無意識」や「人には見せない秘密」「バックヤード」を意味する場所を運行します。

コミュニケーションは他者と心を交ぜ合わせる部分がないと味気ないものになってしまいますが、どんな自分を、どのように、どれぐらい、他者に開示したら良いのかを迷うこともあります。

まずは自分を見つめ、自分と対話してみましょう。普段自分でも見ようとしていない、ネガティブな部分に光が当たっていくイメージです。
自分の価値観や心を掘り下げて知っていくことで、大きな喜びや、精神的な成長が見込めるタイミングです。

唐田えりか

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