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4月25日〜5月1日 魚座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の魚座(2/19~3/20生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

1日に、牡牛座エリアで新月が起こります。

「見えない心の奥底」や「集団的無意識」を通して、我々は"肥沃な宇宙中の母"とも呼ぶべき存在につながっています。

今週は、その母に見守られながら、人類が信じてきた豊かさや文明について再考することになりそうな天体配置です。

社会を作ってきたものの原点を見つめれば、いつの時代も「欲望」がそこにはあります。

我々人類が持つ豊かさへの「欲望」によって作られてきた社会が、現代ではどれほど「いびつ」で、循環性がなく、破綻しているのかを目の当たりにし、「このままでは嫌だ」と感じさせることが次々と起こり、今まで社会に対して持っていた信頼を保つことが難しくなっていきます。

逆に言えば、社会の変化は、「欲望」の持ち方によって決まります。変革の燃料としての「欲望」を個々が的確に知ることで、理想的な未来を作っていける可能性が生まれます。

新月と重なる、改革や刷新を司る天王星は、自分の限界をわきまえつつも挑戦し、ダメになった場合の責任を負う胆力も表しています。

新しい時代にふさわしい「欲望」をたぎらせ、自然や宇宙の調和力を味方にする新月です。

天頂を運行する、強い運命を司る冥王星の「あらゆる出来事に隠された意味を見抜く」パワーによって、欺瞞や虚構を打ち払う人々が増えていくかもしれません。

世界や社会に自分の欲望をコントロールされるのではなく、まず自分自身の「本当の幸せと豊かさ」をしっかりと見つめて、世界に打ち出す自分のエネルギーのベクトルをイメージすることが大切です。

また、新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。

各星座ごとにテーマが変わりますが、「欲望をしっかり見つめ、ポジティブに使っていく」のは共通します。

宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の牡牛座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

魚座の星模様

大きな海のように

30日に、知性やコミュニケーションを司る水星が双子座へ移動します。ホームグラウンドへの帰還を果たした水星は、本領発揮しだします。

水星は「家庭や家族」「自室や居場所」「地元や地域」などを意味する場所に入ります。

家族から連絡がきたり、地元の友人からお誘いがあるような雰囲気。もしかすると相手の慌ただしさに巻き込まれるかもしれません。

1日の新月は、魚座にとって「コミュニケーション」や「気軽な交流」「兄弟姉妹」などを意味する場所で起こります。

この場所には「女神の部屋」という別名もあり、「多元性を持ったシャーマニズムやアニミズム」という要素も含まれています。

ここでの“シャーマニズム”は、(西洋社会においての)社会や信仰のヒエラルキー(秩序)を壊すものでもあります。

プリミティブな直観力や精霊を視るような曇りのない目が、「権力的ヒエラルキーに属する欲望」をシンプルに分解していきます。

理屈や社会的な価値などは横に置いて、「どうしたいのか」を具体的に心が決めていくタイミングになりそうです。

誰と友達でいたいのか、誰と繋がっていたいのか、どのように世界と関わっていきたいのか、新鮮な気持ちで「欲望」を持つことを生命力にリンクさせる天体配置です。

世界情勢などの複雑な事情がわからなくても、平和や健康や豊かさ、笑いや愛が良いものであると、心の底から信じる気持ちを持つことが大切になりそうです。

すべての生きとし生けるものが繋がる「大きな海のような愛」のエネルギーが自分の内側にあるとイメージしてみましょう。


新月アファメーションは、「地域で学ぶ」「コミュニケーション」について天に宣誓すると良いでしょう。例えば、「身近な人と平和に過ごせました」「心が豊かになる対話ができました」などです。

花井祐介ラグ

〈ペンドルトン〉のブランケットを再び手掛ける花井祐介と、ウーレンミルズを訪問

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