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4月25日〜5月1日 双子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の双子座(5/21~6/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

1日に、牡牛座エリアで新月が起こります。

「見えない心の奥底」や「集団的無意識」を通して、我々は“肥沃な宇宙中の母”とも呼ぶべき存在につながっています。

今週は、その母に見守られながら、人類が信じてきた豊かさや文明について再考することになりそうな天体配置です。

社会をつくってきたものの原点を見つめれば、いつの時代も「欲望」がそこにはあります。

我々人類が持つ豊かさへの「欲望」によってつくられてきた社会が、現代ではどれほど「いびつ」で、循環性がなく、破綻しているのかを目の当たりにし、「このままでは嫌だ」と感じさせることが次々と起こり、今まで社会に対して持っていた信頼を保つことが難しくなっていきます。

逆に言えば、社会の変化は、「欲望」の持ち方によって決まります。変革の燃料としての「欲望」を個々が的確に知ることで、理想的な未来をつくっていける可能性が生まれます。

新月と重なる、改革や刷新を司る天王星は、自分の限界をわきまえつつも挑戦し、ダメになった場合の責任を負う胆力も表しています。

新しい時代にふさわしい「欲望」をたぎらせ、自然や宇宙の調和力を味方にする新月です。

天頂を運行する、強い運命を司る冥王星の「あらゆる出来事に隠された意味を見抜く」パワーによって、欺瞞や虚構を打ち払う人々が増えていくかもしれません。

世界や社会に自分の欲望をコントロールされるのではなく、まず自分自身の「本当の幸せと豊かさ」をしっかりと見つめて、世界に打ち出す自分のエネルギーのベクトルをイメージすることが大切です。

また、新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。

各星座ごとにテーマが変わりますが、「欲望をしっかり見つめ、ポジティブに使っていく」のは共通します。

宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の牡牛座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

双子座の星模様

とろける海で

双子座とって支配星(守護星)である水星が「自分自身」を意味する場所に入ります。ホームグラウンドに帰還した水星はコンディションが良くなります。

フットワークが軽くなり、頭の回転が速まったり、スケジュールを順調にこなすことができそうです。

1日の新月は「寝室やバックヤード」「隠されたもの」「深層意識」を意味する場所で起こります。

霊的な無意識の海に飛び込んでいくイメージの瞑想をして、人類共通の豊かさや平和について祈るようなタイミングです。

目に見えなくても、魂は根元の部分で多くの存在と繋がっている、と想像すること。

双子座は物事を分析、分解し、言語化し、明確にする性質を持っていますが、この新月では、分析で明らかになった細かな幸福や欲求を、あえて一度包括的な海に投げ入れて溶かしてしまいましょう。

個人の願いが変われば、集団的無意識が変わります。一粒の水滴がいくつも集まって海になるように、一人一人の意識変革は、世界の意識変革になりうるのです。

そして目に見える世の中のニーズは、この「無意識の海」から強く影響されます。無意識を変えていくことは、世の中に大きな流れを生むのです。

「無意識の海」のような魂のレベルでは、国も種族も境界線はありません。

地上的な区切りを越えて、「人間」が健やかに生きていくために、どのような「欲望」をどれぐらい持てばいいのか、世界の破綻を避けるにはどんな魂の在り方がいいのかを瞑想などで深く、密かな心の場所で見つめてみましょう。

新月アファメーションは、「無意識の見直し作業」「持ち物の処分や整理」について天に宣誓すると良いでしょう。例えば、「瞑想で心の求めるものが感じられました」「必要なものと不必要なものを見極めました」などです。

花井祐介ラグ

〈ペンドルトン〉のブランケットを再び手掛ける花井祐介と、ウーレンミルズを訪問

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