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4月4日〜4月10日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23~12/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「自然の崇高さや、人間性の尊厳と創造性の愚かで謙虚な基盤を思い出させる声に耳を傾けることが求められている」
――トマス・ムーア『ヨブ記』序文より

今週の天体配置の特徴として、まるで「3組のデュエット」が銘々のステージで歌っているような雰囲気があります。

まず「牡羊座エリアにいる太陽と水星」、次に「水瓶座エリアにいる土星と火星」、それから「魚座エリアにいる木星と海王星」です。

牡羊座エリアを運行する太陽(シーズンのメインテーマを表す)と水星(知性や思考)の重なり合う響きは、理想を現実にするために肉体性を伴う直観力で葛藤を乗り越え、粘り強く新しい物語を探求していく力となります。

水瓶座エリアでは土星(試練と責任)と火星(意欲や切り開く力)が重なって運行し、慢性的な問題にメスを入れるような強い力を呼び起こします。論理的に可能で現実的なところから手をつけることになるでしょう。

魚座エリアの木星(成長や拡大)と海王星(夢やスピリチュアル)は、先週に引き続き重なり合い、スピリチュアルな力で、世界中の人々とサステイナブルな夢を共有し、溶け合っていく歌を奏でているイメージです。

また、6日には金星(愛と豊かさ)が魚座エリアを運行し始めます。

占星術では、基本10天体とそれぞれの天体が運行するサイン(星座)とは、組み合わせにより特徴的な関係になることがあります。

そのひとつに「高揚」という関係性があり、ある天体があるサイン(星座)を運行すると、その天体の働きが強まるのです。

そして、金星にとっては魚座が「高揚」のサイン(星座)。今週金星は魚座に入ることで活力を増し、人々を陶酔させたり、(過剰に)きらきらと美しい夢を振りまきながら力を広げていきます。

美しい物語に癒やされる半面、プロパガンダされることもあるかもしれません。現実と理想とが錯綜する中で、「今現在を見つつ、理想や未来について、それぞれの感性で考えていく」1週間になりそうです。

射手座の星模様

ルーツを愛する


牡羊座エリアの太陽と水星は、「創造性」や「恋愛」や「楽しいアクティビティ全般」といった、遊びや喜びを意味する場所を運行しています。

レジャーの計画や、デートによいタイミング。アウトドアやスポーツもおすすめです。

牡羊座と射手座は同じ「火のエレメント」グループであり、射手座の内なる火の力に、牡羊座の火の力が加わることによって、活力を得られます。

焚き火は1つよりも2つのほうがよりパワフルな火になるのに似ています。外に出掛けることで、よりエネルギーをチャージできそう。

水瓶座エリアにいる土星と火星が重なりつつ、「兄弟姉妹」や「コミュニケーション」「身近な学び」などを意味する場所を運行します。

気負って学ぼうとしたり、習おうとしなくても、気がつくと自分の中に基盤となるような知識が身につくようなタイミングです。

軽やかに夢中になることで、学びの初歩的なコツをつかむようなイメージでもあります。また、この土星と火星の力を、兄弟姉妹との問題を根本から解決するために使うこともできそうです。

身近過ぎてスルーしていたコミュニケーションのすれ違いなどがあるならば、今週、改善しようと真面目に対話するのも良さそうです。

魚座エリアでは木星と海王星が重なり合い、追って金星も2天体と同じ「家庭や家族」「自室や居場所」などを意味する場所を運行していきます。

先週に引き続き、自分の内側にある「一族のルーツ」や「先祖との繋がり」など、すでにこの世にはいない存在を身近に感じることで、日常のありがたさを実感できそう。

押し入れの奥から思わぬ“ギフト”を見つけるようなイメージもあります。もし実家から離れたところで暮らしているのであれば、家族や地元の友人に連絡を取るのも良いかもしれません。

舞台から挨拶をするゲストたち

是枝裕和監督が指南。〈シャネル〉主催のフィルムメーカーサポートプロジェクト、観覧レポート

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