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4月4日〜4月10日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「自然の崇高さや、人間性の尊厳と創造性の愚かで謙虚な基盤を思い出させる声に耳を傾けることが求められている」
――トマス・ムーア『ヨブ記』序文より

今週の天体配置の特徴として、まるで「3組のデュエット」が銘々のステージで歌っているような雰囲気があります。

まず「牡羊座エリアにいる太陽と水星」、次に「水瓶座エリアにいる土星と火星」、それから「魚座エリアにいる木星と海王星」です。

牡羊座エリアを運行する太陽(シーズンのメインテーマを表す)と水星(知性や思考)の重なり合う響きは、理想を現実にするために肉体性を伴う直観力で葛藤を乗り越え、粘り強く新しい物語を探求していく力となります。

水瓶座エリアでは土星(試練と責任)と火星(意欲や切り開く力)が重なって運行し、慢性的な問題にメスを入れるような強い力を呼び起こします。論理的に可能で現実的なところから手をつけることになるでしょう。

魚座エリアの木星(成長や拡大)と海王星(夢やスピリチュアル)は、先週に引き続き重なり合い、スピリチュアルな力で、世界中の人々とサステイナブルな夢を共有し、溶け合っていく歌を奏でているイメージです。

また、6日には金星(愛と豊かさ)が魚座エリアを運行し始めます。

占星術では、基本10天体とそれぞれの天体が運行するサイン(星座)とは、組み合わせにより特徴的な関係になることがあります。

そのひとつに「高揚」という関係性があり、ある天体があるサイン(星座)を運行すると、その天体の働きが強まるのです。

そして、金星にとっては魚座が「高揚」のサイン(星座)。今週金星は魚座に入ることで活力を増し、人々を陶酔させたり、(過剰に)きらきらと美しい夢を振りまきながら力を広げていきます。

美しい物語に癒やされる半面、プロパガンダされることもあるかもしれません。現実と理想とが錯綜する中で、「今現在を見つつ、理想や未来について、それぞれの感性で考えていく」1週間になりそうです。

蟹座の星模様

言葉のチョイス

牡羊座エリアを運行する太陽と水星は重なり、「キャリアや公的な場面」を意味する場所に現れ、勢いのある会議場のような力となります。

蟹座と牡羊座は同じ「活動宮」同士で、バチバチと火花散るパワーのぶつかり合いや、活力的な関係性が生じやすいのです。

アイデアやイメージを仲間と熱く検討し、練り上げていくタイミングです。「言葉の力」をいかに活用できるかがテーマになりそうです。

水瓶座エリアにいる土星と火星が重なりつつ、「深い関係性(しがらみ)」や「繋がりの中での変容」「継承することによる力」を意味する場所を運行します。

親戚づきあいや親との関わりなどで、重苦しいルールやしきたりにストレスを感じるかもしれません。何かを譲り受けることになったとしても、それに対応する労力を考えると、悩ましいかも。

それでもしっかりと現状を見つめ、どうしていきたいのかを明らかにして計画を立てていくと良いでしょう。

「遠方への旅」や「ここではないどこか」「体系的な叡智」を意味する場所で木星と海王星が重なり、金星も追いかけるように同じ場所を運行していきます。

夢とロマンの溢れる連絡が海外から入るようなイメージです。

また、棚ぼた的に旅行をするチャンスを得るかも。この場所は魚座エリアでもあり、蟹座の人にとっては同じ「水のエレメント」のグループになります。

水のエレメントが司るのは情緒性やエモーショナルな繋がり、共感的な関わりです。愛や喜びが柔らかく溢れやすくなり、憧れたり、恋に落ちたりする出来事もあるかもしれません。

ただし、「高揚」している金星は真実を見誤らせる可能性もあるので、冷静さも持っていましょう。

舞台から挨拶をするゲストたち

是枝裕和監督が指南。〈シャネル〉主催のフィルムメーカーサポートプロジェクト、観覧レポート

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