今週の空模様
《三月が残酷だとは聞いてない 窓の向かうに梅枝（ばいし）は揺れて》
――資延英樹
今週はパワフルな満月があります。今回の満月では、時代が大きく変わっていく様子を目の当たりにすることもあるかもしれません。
今週の満月のテーマは「噓やごまかしをよしとせずに、望むものに命がけで飛び込む、捨て身の意志による現状打破」であり、世の中に“次の時代”の新鮮なメッセージを伝える予言（見）者的な存在が現れるかもしれません。
この満月には冥王星が吉角で繋がります。冥王星が他の天体に120度という吉角で関わる場合、「根源的なところからの修復」や「作り直し新しくする」再生力が与えられます。
否応なく世界が大きく変わっていく、ターニングポイントになるかもしれません。
冥王星は、天王星、海王星とともに「トランスサタニアン」と呼ばれる天体です。
これらの天体は時代思潮を表し、個人の範疇に収まらない巨大で運命的な力を引き連れています。社会全体や世代的な出来事にも大きく関与し影響を与えると言われ、破壊と再生を司る冥王星は、3天体の中でもひときわ強大な力を持っています。
さらに、今週冥王星が運行している山羊座エリアは「社会構造」や「父権的な制度」などのパワーを持ち、社会の出来事とリンクしていきます。
そんな冥王星の影響は、月という個人の柔らかな心を表す天体と関わることで、変化を望む人にはよきものとなり、変化を望まない人には自分の居場所を壊されてしまうような衝撃として表れるかもしれません。
また、今週太陽は魚座エリアの運行を終えようとしています。週明け21日の牡羊座太陽の運行が「誕生の産声」であるとすると、今週は、誕生直前の緊張感と、新しい命への期待に満ちた静かな喜びに満ちているタームになります。
牡牛座の星模様
爽やかな選択
満月は恋愛や楽しいイベントなど、喜びを意味する場所で起きます。
牡牛座は、「五感」「身体感覚的な美」「心地よさ」を大事にし、それらを敏感に察知できる星座（サイン）と言われています。
自分では自分の感覚を明確につかめていても、他者に理解してもらうのは難しいものです。昨年9月頃から他者に「自分をいかに伝えるか」「見せていくか」という試行錯誤があったならば、その迷いが消え、状況や気持ちがすっきりと収まりそうです。
「他者に自分を伝えていく」というテーマの中で、折り合えるポイントや、落としどころをいくら探していたとしても、それが中途半端な迎合になってしまうのであれば、自分の内側にある確固たる真実の喜びや価値観に嘘をつくことになり、とてももったいないです。
また、この満月には魚座エリアを運行する海王星の力がミックスされ、緊張感を緩めてくれます。
自然に肩の力が抜け、自分の好き嫌いを素直に出せるようになって、他者に無理に自分を理解してもらわなくてもいい、自分は自分の道を行こう、と爽やかな選択のできる分岐点のような満月です。
自分の内側の欲求に素直になることで、素晴らしい閃きを得たり、一目惚れをしたりするかもしれません。
先週に引き続き、人脈運を意味する場所で太陽・水星・木星・海王星の4天体が運行しています。
リラックスモードでいることで、寛ぐことができる人間関係を構築していけそうな週となります。
「いつしか本当にプロレスラーになったような気持ちに」剛力彩芽が語る、『極悪女王』の舞台裏
