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3月14日〜3月20日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24~11/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

《三月が残酷だとは聞いてない 窓の向かうに梅枝(ばいし)は揺れて》
――資延英樹

今週はパワフルな満月があります。今回の満月では、時代が大きく変わっていく様子を目の当たりにすることもあるかもしれません。

今週の満月のテーマは「噓やごまかしをよしとせずに、望むものに命がけで飛び込む、捨て身の意志による現状打破」であり、世の中に“次の時代”の新鮮なメッセージを伝える予言(見)者的な存在が現れるかもしれません。

この満月には冥王星が吉角で繋がります。冥王星が他の天体に120度という吉角で関わる場合、「根源的なところからの修復」や「作り直し新しくする」再生力が与えられます。

否応なく世界が大きく変わっていく、ターニングポイントになるかもしれません。

冥王星は、天王星、海王星とともに「トランスサタニアン」と呼ばれる天体です。

これらの天体は時代思潮を表し、個人の範疇に収まらない巨大で運命的な力を引き連れています。社会全体や世代的な出来事にも大きく関与し影響を与えると言われ、破壊と再生を司る冥王星は、3天体の中でもひときわ強大な力を持っています。

さらに、今週冥王星が運行している山羊座エリアは「社会構造」や「父権的な制度」などのパワーを持ち、社会の出来事とリンクしていきます。

そんな冥王星の影響は、月という個人の柔らかな心を表す天体と関わることで、変化を望む人にはよきものとなり、変化を望まない人には自分の居場所を壊されてしまうような衝撃として表れるかもしれません。

また、今週太陽は魚座エリアの運行を終えようとしています。週明け21日の牡羊座太陽の運行が「誕生の産声」であるとすると、今週は、誕生直前の緊張感と、新しい命への期待に満ちた静かな喜びに満ちているタームになります。

蠍座の星模様

純度の高い親密さ

満月は人脈運を意味する場所で起きます。

昨年9月頃から、公私ともに様々な人と交流をしたり、関わったりする場面が多かったかもしれません。

その出会いの中で、気のおけない関係性や、リラックスできる場(人脈)が持てたのであれば、それを大切にし、より親交を深めましょう。

気を使って相手に合わせたり、乗り気でないのに参加してきたサークルなどがあれば見切りをつけるタイミングになりそうです。

蠍座のキーワードには「親密さ」「連帯での喜び」「深い情」などがあり、一度縁ができると、その相手とあまり仲良くできないかも、と思っても惰性で離れない傾向があります。

蠍座の美点である、深く、純度の高い心の交流をするには、今回の満月での精査や判断、選択が活きてきそうです。本音を大切にしましょう。

先週に引き続き、創造性や恋愛やイベントなど、遊びや喜びを意味する場所に太陽・水星・木星・海王星の4天体が運行しています。オープンマインドになって、心が潤う遊びを取り入れたい週です。

自分の居場所や足元などを意味する場所に、責任や社会性を司る土星が、まるで監視役のように制御をきかせているので、遊びに行く前にやるべきことはしっかりと済ませておきましょう。

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