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2月28日〜3月6日 魚座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の魚座(2/19~3/20生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

今週は3月3日に新月があります。

太陽(意識)と月(無意識)が重なることで、頭(思考)と身体(腹落ち・納得)が合致するような感覚となるでしょう。

今回の新月のテーマには、太陽と月だけではなく、新月のポイントに吉角で関わる天王星や、水瓶座エリアで重なる水星と土星、山羊座エリアで重なる冥王星と火星、金星も大きく関わってきます。

新月は肉体的な現実意識と心の深い場所にある意識とが重なり合うタイミング。

「自分自身(個人)でできる限界を知る」「病や痛みから教わる」「伝統や集団性について」新しい世界をひらくために、自己と社会を、大きなタイムスケール感をもって見つめることがテーマ。

改革を司る天王星は「もっと手厚く」「もっと生活を豊かにするために」「肉体性を大切にすること」を求め、もっと、欲望を上手に使うように社会や人々を揺らします。

知性を司る水星は「あるがままを認め」「オープンマインド」であることを示し、責任や社会性を司る土星は「決めつけをやめ」「都度、トラブルに対処していく強靭さ」を課題としています。

極端さを司る冥王星、愛と美を司る金星、意欲やアグレッシブさを司る火星の重なり合うポイントに含まれるテーマは、「もう現行の世界・座標(ルール)では健康的に生きていけないと多くの人が気がつくこと」「他のルートがあることに気がついて、そちらに飛ぼうとする力」です。

現状から変化をしたくなるような状況や、勇気を奮い立たせなければならないような出来事があるかもしれません。

新月を含む今週の全体テーマは、「今生きる社会に対するそれぞれの視座の確認」であり、その先に求めるものが、新しい世界への飛翔なのか、現実世界の改革への覚悟や切望なのか、(第三の選択として)バーチャルリアリティーな世界での幸せや実感を求めるのか、人により違う選択になりそう。

「もうこんなのはイヤだ」という気持ちから始まる、痛みから押し出されることで目覚めるような新月のイメージです。

また、新月には願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「古いものを捨て、新しいものを取り入れる」のは共通します。

宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の魚座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

5日には太陽と木星が重なり、6日には金星、火星が水瓶座エリアを運行し始め、「切り替わり」や「節目」と感じることが多くなるかもしれません。

魚座の星模様

背中に翼が生える週

新月は、魚座エリアで起こります。魚座の守護星(支配星)である木星を伴った新月は、魚座の人にはひときわパワフルな影響があります。

今までの価値観が大きく変わる人もいるかもしれません。

必死になって山を登り、頂上まで辿り着くと、視界が開けて遠くまで見えるようになります。すると他の世界の座標軸を発見できるようになるのです。

今まで基準としていたものがあやふやになってしまうようなショックを受けつつも、「あの世界に飛んでいきたい」と願うようになりそうです。

その願いにより渡り鳥に変身して、今までいたところから離脱し、新しい基準、新しい価値観の中で生きていくことを選ぶようなタイミングです。

転職や転属、親からの独立、地元から離れるなどの変化もありそうです。

また、新月のアファメーションは、自分の価値観を刷新する強さや、新しい環境へと旅立つこと、もっと自分が望む世界に辿り着くことについて、天に宣誓すると良いでしょう。

例えば、「自分が自分らしく生きる場所にたどり着きました。」や「健やかに生きるための良い視座がもてました。」などです。

5日には、太陽と成長や拡大を司る木星が重なり、新月のタイミングで思い描いたテーマについて、運が後押しをしてくれるようなことがあるかもしれません。

6日には、愛と美を司る金星と勇気やバイタリティを司る火星が、深層心理や目に見えないものを司る場所に入ります。

同じ場所には、責任や社会性を司る土星と、知性やコミュニケーションを司る水星が運行中。

魚座の人は無意識や目に見えないものと親和性が高く、眠っているときに啓示的な夢を見たり、直感で最善の選択をしたりすることがよくあります。

損得や善悪ではなく、嬉しさ(喜び)を感じ、光や明るさをイメージできる方向を目指していきましょう。

小宮山雄飛

あの人も、家で瓶ビールを楽しんでいます。Vol.1:小宮山雄飛「1日の終わりに、手作りおつまみと1杯を」

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