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2月14日〜2月20日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24~11/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

今週は19日に太陽の運行は水瓶座から魚座に移ります。

占星術において太陽とは、世界においては「生命の源泉」であり、個人においては「人生を創造する力」「生命力」「自分の内側から湧いてくる意欲」とされています。

太陽が1年の周期で12の星座を一巡りし、約1カ月ごと、星座から星座へ移動するたびに世界に広がるムードやテーマが切り替わっていきます。

牡羊座からスタートする12星座のうち、12番目の魚座のキーワードは「目に見えないものの世界」「自我の溶解」「境界線を溶かす」「魂のレベルでの回復」などがあります。これらの性質が含まれている地上のものとして、お酒や芸術、芸能などが挙げられます。

そして、魚座のあとに控えた「1番目の牡羊座」で、また純粋な命の炎として地上に生まれ落ちるための、魂の禊期間とも言えます。

今週2月19日から約1カ月間、これらのテーマが浮上してくるのです。

さらに魚座エリアには魚座の守護星(支配星)の木星(成長や拡大を司る)と海王星(融解性やスピリチュアリティを司る)が運行しています。木星も海王星も魚座をホームグラウンドとする天体です。ホームグラウンドにいる天体はその性質を伸びやかに発揮すると考えられています。

魚座的なとろける要素×海王星的なとろける力× 木星の拡大力によって、とてもメルティさが強調されることになります。

この3天体が揃うのは、およそ150〜165年に1回であり、貴重な配置です。

知性やコミュニケーションを司る水星が水瓶座を再び運行し、問題に対して具体的にどのような作戦を立てたらいいのか、良いアイデアがひらめきそうです。

17日は獅子座エリアで満月が起こります。

昨年8月の獅子座新月のテーマ「非日常を日常として受け入れていく」が熟成し、今週の満月では、そうして生まれた「日常」で「日々の細やかな事柄に注目し、つらさの中にも気楽さや喜びを見つけていく」ということがテーマになってくるかもしれません。

蠍座の星模様

心的な感応を開く

先週に引き続き、仲間づくりや足場を固める週。

15日に、知性やコミュニケーションを司る水星が、自室や地元など帰属意識に関わる場所に入り、ますます足元を大切にしようという気持ちが強まります。

蠍座には「結束を持たせること」や「絆をつくる」という資質があり、人と情緒的な繋がりを持とうとします。

水瓶座エリアを運行する水星は「言語化」を促し、3月頭まで、「気持ちをきちんと言葉にして相手に伝えていく」ことが重要になります。

できれば手紙やテキストに残る形で伝えるとさらに良いです(言わなくてもわかるだろう、というのは避けましょう)。

17日の獅子座エリアでの満月は、蠍座とって天の高い位置で起こります。

仕事の場面で、昨年の8月から新しいことに取り組んだり、試したりしていたことがあれば、それが結実するようなタイミングとなります。成果が出て、評価されることもありそうです。

大きく遠いところを目指すのではなく、日常性を大事にすることで、つらい状況の中でも気楽さと喜びを発見することができそうです。

太陽が同じ水のエレメントである魚座に入ると、アート活動への興味が出てくるかもしれません。心、もしくは魂を揺らされることにアンテナを立ててみましょう。

この、魚座に太陽が運行する今週からの約1カ月間は、感受性が豊かになり、心的な感応(サイキック)が高まる可能性があります。

一目惚れから始まる恋もあるかもしれません。しなやかな心で過ごすと良さそうです。

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