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2月14日〜2月20日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の天秤座(9/23~10/23生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

今週は19日に太陽の運行は水瓶座から魚座に移ります。

占星術において太陽とは、世界においては「生命の源泉」であり、個人においては「人生を創造する力」「生命力」「自分の内側から湧いてくる意欲」とされています。

太陽が1年の周期で12の星座を一巡りし、約1カ月ごと、星座から星座へ移動するたびに世界に広がるムードやテーマが切り替わっていきます。

牡羊座からスタートする12星座のうち、12番目の魚座のキーワードは「目に見えないものの世界」「自我の溶解」「境界線を溶かす」「魂のレベルでの回復」などがあります。これらの性質が含まれている地上のものとして、お酒や芸術、芸能などが挙げられます。

そして、魚座のあとに控えた「1番目の牡羊座」で、また純粋な命の炎として地上に生まれ落ちるための、魂の禊期間とも言えます。

今週2月19日から約1カ月間、これらのテーマが浮上してくるのです。

さらに魚座エリアには魚座の守護星(支配星)の木星(成長や拡大を司る)と海王星(融解性やスピリチュアリティを司る)が運行しています。木星も海王星も魚座をホームグラウンドとする天体です。ホームグラウンドにいる天体はその性質を伸びやかに発揮すると考えられています。

魚座的なとろける要素×海王星的なとろける力× 木星の拡大力によって、とてもメルティさが強調されることになります。

この3天体が揃うのは、およそ150〜165年に1回であり、貴重な配置です。

知性やコミュニケーションを司る水星が水瓶座を再び運行し、問題に対して具体的にどのような作戦を立てたらいいのか、良いアイデアがひらめきそうです。

17日は獅子座エリアで満月が起こります。

昨年8月の獅子座新月のテーマ「非日常を日常として受け入れていく」が熟成し、今週の満月では、そうして生まれた「日常」で「日々の細やかな事柄に注目し、つらさの中にも気楽さや喜びを見つけていく」ということがテーマになってくるかもしれません。

天秤座の星模様

寛容さが大切

先週に引き続き、プライベートな場面を充実させると良さそうな配置。

15日に、知性やコミュニケーションを司る水星が天秤座にとって創造性や自己表現を意味する場所に入ります。言語感覚を活かす創作活動が活発化したり、言葉に説得力が増えたりするタイミングです。

天秤座の人は、場の空気を読むのが得意ではありますが、今週は、あまり空気を読みすぎずに自己主張するのも良いでしょう。

17日の獅子座エリアでの満月は、広い範囲での人脈(サークル活動などの友人知人など)を意味する場所で起きます。

昨年の8月以降、他者との出会い方や関わり方が変わってきたかもしれません。その交流には、緊張感や手間暇や、スムーズにいかない部分もあったことでしょう。

それでも今できる最大限の工夫や適応によって、喜びがそこにあるのだと気がつくようなタイミングです。

太陽が滅私奉公を意味する場所に入ります。

魚座のエッセンスを広げる太陽の働きにより、精密さや鋭さよりも、優しさや寛容さが求められ、白黒はっきりさせてジャッジする聡明さよりも、人道的な判断の方が相応しい場面に遭遇するかもしれません。

「私」と「あなた」というふたつ対立したもののバランスを取るのが天秤座の性質ではありますが、魚座に太陽が運行するタームは、ふたつのものの境界線が薄くなり、「あなたは私」「私はあなた」という図式が生じることがありそうです。混乱しないように気をつけましょう。

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