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1月17日〜1月23日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23~12/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

山羊座エリアを抜ける手前で太陽は冥王星と重なり、さらに18日に月と180度の位置につき、満月となります。月は山羊座の対向の蟹座にあり、この満月は「蟹座満月」です。

この満月は、2021年7月の蟹座新月からの流れを汲み、変わらざるを得ない状況の中で「本当の幸い」を見つけていくことで他者にも自己にも喜びをもたらすことがテーマでした。

昨年、つらい出来事に遭遇したり経験をしたからこそ、自分の本質や願いに気がつき、自分の物語のシナリオに必要なものと邪魔なものが判別できるようになったのかもしれません。

今まで所属していた場所や環境、価値観に対して違和感を強く覚えるようであれば、その場所から離れることも検討してよいでしょう。無理な役割からは離脱していいのです。

1月20日から2月19日まで太陽は水瓶座エリアを運行します。20日に太陽が水瓶座へ移行すると、社会を包む空気が変化していきます。

「今ここ」を見つめた山羊座の後で、それを基盤とし、「未来」を見つめる視点への移動であり、水瓶座は山羊座で構築したルールやシステムについて再考し、刷新と改革を進めていく力を司っています。

縦方向に構造をつくっていく山羊座に対して、横方向に構造をつくっていく水瓶座のエッセンスは、博愛や多様性を含み、現在と未来に向けた道筋の中では邪魔になる古いルールや価値観に対し、強く反発し変えていこうとする力になります。

「アナキズム」は水瓶座の特徴でもあります。常に現状を問い直す姿勢であり、社会や構造に容易にのみ込まれない力です。

そして、分け隔てなく繋がることや伝えたい言葉を明確にし、重要なテーマにフォーカスしていく能力も水瓶座の特徴と言えます。この時期は、これらの能力が水瓶座生まれの人だけでなく、他の太陽星座の人たちにも伝搬するようなイメージがあります。

14日に水瓶座のエリアで水星が逆行を開始しており、この逆行は2月初旬まで続きます。逆行には「過去の取りこぼしを拾っていく」作用もあり、23日には太陽と水星が同じポイントで重なります。ルールや制度の見直しをすることで、得られるものがありそうです。

2022年は全体が大きく変化する流れがあるのですが、その流れに翻弄されないためにも、この水瓶座エリアを太陽が運行し、水星が水瓶座・山羊座エリアを逆行と順行で行ったり来たりするタイミング(1月~2月)で、しっかり「未来へ進むための過去の振り返り」を行い、羅針盤の指し示す方向をしっかりと見据えるのが重要になっていきます。

射手座の星模様

誰かのために一肌脱ぐ喜び

射手座をはじめ、火のエレメントの星座(牡羊座・獅子座・射手座)は独立性が強く、他者と混ざり合うことを好まない性質を持っています。べったりとした感情の絡まる関係性も、できれば避けたい傾向です。

しかし、時にはウエットなお付き合いが必要な場面があるのです。

昨年の夏からの半年間には、対応に苦慮するような人間関係に否応なく巻き込まれ揉まれてきた場面があったはず。対人関係の距離感が近く、濃密さを体験する期間であり、その中で新しい喜びや繋がりを獲得できたのではないでしょうか。

今週18日の満月は、このような環境や人との深い繋がりの中、どれだけ自己変容をしたのかを確認できそうなタイミングです。

太陽は水瓶座エリアを運行し、射手座にとっては「コミュニケーション」「村の茶飲み集会に参加」するような場面が明るく照らされます。ご近所との軽やかで爽やかな交流や、近くに住む友人と散歩をしたり、ワークショップに参加する光景にも見えます。

同じ水瓶座エリアに知性を司る水星が逆行しながら運行しているので、幼い頃に体験したことを、もう一度やってみるのも良さそうです。

メールに関わる間違い全般、連絡の行き違いなどには注意をしましょう。

突発的なトラブルを司る天王星の影響により、他者のために急に働いたり、助けに行ったりするようなこともあるかもしれません。ゆとりあるスケジュール管理をおすすめします。


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