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1月17日〜1月23日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22~7/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

山羊座エリアを抜ける手前で太陽は冥王星と重なり、さらに18日に月と180度の位置につき、満月となります。月は山羊座の対向の蟹座にあり、この満月は「蟹座満月」です。

この満月は、2021年7月の蟹座新月からの流れを汲み、変わらざるを得ない状況の中で「本当の幸い」を見つけていくことで他者にも自己にも喜びをもたらすことがテーマでした。

昨年、つらい出来事に遭遇したり経験をしたからこそ、自分の本質や願いに気がつき、自分の物語のシナリオに必要なものと邪魔なものが判別できるようになったのかもしれません。

今まで所属していた場所や環境、価値観に対して違和感を強く覚えるようであれば、その場所から離れることも検討してよいでしょう。無理な役割からは離脱していいのです。

1月20日から2月19日まで太陽は水瓶座エリアを運行します。20日に太陽が水瓶座へ移行すると、社会を包む空気が変化していきます。

「今ここ」を見つめた山羊座の後で、それを基盤とし、「未来」を見つめる視点への移動であり、水瓶座は山羊座で構築したルールやシステムについて再考し、刷新と改革を進めていく力を司っています。

縦方向に構造をつくっていく山羊座に対して、横方向に構造をつくっていく水瓶座のエッセンスは、博愛や多様性を含み、現在と未来に向けた道筋の中では邪魔になる古いルールや価値観に対し、強く反発し変えていこうとする力になります。

「アナキズム」は水瓶座の特徴でもあります。常に現状を問い直す姿勢であり、社会や構造に容易にのみ込まれない力です。

そして、分け隔てなく繋がることや伝えたい言葉を明確にし、重要なテーマにフォーカスしていく能力も水瓶座の特徴と言えます。この時期は、これらの能力が水瓶座生まれの人だけでなく、他の太陽星座の人たちにも伝搬するようなイメージがあります。

14日に水瓶座のエリアで水星が逆行を開始しており、この逆行は2月初旬まで続きます。逆行には「過去の取りこぼしを拾っていく」作用もあり、23日には太陽と水星が同じポイントで重なります。ルールや制度の見直しをすることで、得られるものがありそうです。

2022年は全体が大きく変化する流れがあるのですが、その流れに翻弄されないためにも、この水瓶座エリアを太陽が運行し、水星が水瓶座・山羊座エリアを逆行と順行で行ったり来たりするタイミング(1月~2月)で、しっかり「未来へ進むための過去の振り返り」を行い、羅針盤の指し示す方向をしっかりと見据えるのが重要になっていきます。

蟹座の星模様

新しい物語を受け入れる

昨年の夏から、我慢をしてきたことはないでしょうか?

心を砕き、精一杯の対応をしたことが、もしかすると報われないで終わってしまったかもしれません。

2020年の年末から世界は風のエレメントが強くなる「風の時代」に入り、人々の生活環境や人との距離と関わり方も大きく変わりました。昨夏以降、願いを天に叶えてもらうのが難しかったとしたら、それは「以前のように」と2020年よりも前の世界を取り戻そうと、時代に逆流しているからかも。

それでも18日の満月では、自身と周囲のために様々な工夫や努力をしてきたからこそ得られる境地に辿り着けそうです。

失くしてしまったもの、変わってしまったものが、まったく別の姿で新しい場所から、再び胸の中に戻ってきてくれるようなイメージです。

できれば少し、活動量を落として自分自身をまず健康にすることをイメージすることが大事です。深呼吸をして、嚙みしめていた奥歯をリラックスさせ、生命力を自分の奥底から感じてみましょう。

過去を振り返る気持ちはあったとしても、それを「今」の状態を否定する理由にはせず、大きな慈しみへと変換することで、自身も周囲も癒やされ、今本当にやらなくてはならない必要なことに着手できるでしょう。

成長・拡大を司る木星は視野を広げ、知識を増やしてくれます。新しく得られる「これからの物語」に視点を移したときに、深い安堵や希望が生まれてきます。

小宮山雄飛

あの人も、家で瓶ビールを楽しんでいます。Vol.1:小宮山雄飛「1日の終わりに、手作りおつまみと1杯を」

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