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1月10日〜1月16日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の水瓶座(1/20~2/18生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

太陽は山羊座のエリアの中でも最も「山羊座らしさ」を発揮する場所(21~25度数)を運行しています。では、山羊座らしさ、とは何か。「社会性」「集団や組織」「野心」「堅実性」というキーワード、そして、「今、ここ」にある現実を直視する才能が、それらの基礎にあります。

過去でも未来でもなく、「今、ここ」からブレず、強く、深く居ることができる精神と、現状をありのままに見つめるのは、胆力がなくてはできないことです。逆行中の金星は太陽に重なり、今を知るための振り返りを促し、過去に存在した良い要素を抽出していきます。

生まれた星座(太陽星座:生まれたときに太陽が位置していた星座)が山羊座でなくとも、太陽が山羊座を運行している間、全ての人に「今、ここ」を見つめる力がプラスされるというイメージです。自分たちが生きている時代や社会がどんな状態なのかをしっかりと見つめましょう。

14日に水瓶座のエリアで水星が逆行を開始し、この逆行は2月初旬まで続きます。この期間は公共交通機関の運行の乱れ、ガジェット類の故障、メール誤送、ダブルブッキングや連絡ミスなどが起こりやすいとされています。

バッファを取ったり、データのこまめなバックアップを取ったりすることを推奨。水星の逆行を良いパワーとして活用するならば、「久しぶりに連絡を取る」「再会」「復習が捗る」「失くしていた本が見つかる」などの光景が浮かんできます。

水瓶座の星模様

深淵の一番深いところ

真の思慮深さには、多くのエネルギーと知性が必要だ。他人の領域に踏み込んでいくよりも自分の領域を解放していく必要がある。他人をおびき寄せたり、追い散らしたりして遊ばないこと。自分の領域に電線や磁石を張り巡らさないこと。そうすればわずかながらも何か他人の役に立つ可能性が出てくる。(チョギャム・トゥルンパ/1939年2月〜1987年4月4日)

誰とも語り合うことがなくても、既にそこに「種子」はある。その種子を大事に持っておく週。

水瓶座の資質のキーワード「多様性」「論理的」「ディスカッション好き」「博愛的」「未来志向」「独創性を愛する」「アナキズム」、これらの種が、静かに夜明け前の青く暗い空間で眠っています。

じっと外側をうかがえば、近くに焚き火の気配があり、友人たちがいつでもいる。不思議と贈り物やもらい物の運が良く、食べる物も集まってくる。静かだけれども、さみしくない光景です。そして、じんわりと、夜明けの色が近づいてきて、また近々忙しく賑やかになりそうです。

「我々」という単位が、家族なのか、家族的な友人や知人との繋がりなのか、共同体なのか、様々な大きさがありますが、水瓶座の思うところの「我々」という、水平方向に広がっていく感覚や共同体の在り方が、未来の種、新しい社会のかたちに大きく影響するでしょう。

水瓶座エリアを逆行している水星(知性・思考)により、過去のデータの分析を脳内ですることにより、これからの方向性がクリアになってきそう。

他人の領域に踏み込んでいくより、自分の領域を解放する感覚をつかんでおき、誰とでも対話をしてみるタイミング。懐かしい人にも会えるかもしれません。

サテライトオフィスで椅子に座る吉泉聡

窓の外に感じる、予測不可能な自然の存在。〈TAKT PROJECT〉代表・吉泉 聡が語る窓

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