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1月3日〜1月9日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23~12/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

1月3日に山羊座で新月が起こります。

新月に天にアフォメーション(宣誓)し、蒔いた「種」は、7月14日の満月で「収穫」されるというサイクルを持っています。

社会全体への新月のテーマは、経済を扱う場面になります。そこでの他者や社会との協力や、ケアによる「生命力の復活」。健全な経済活動のための取り組みとして、個々人の生活がしっかりと潤うように、足りないところにお金を巡らせるようなイメージです。もっと水を花壇に注がなければ、枯れてしまう花があるでしょう。

この新月の「収穫」にあたる 7月14日の満月は、 “スーパームーン”と呼ばれるものです。大きな潮汐力を持った月の作用は、古代より神秘的な力が宿ると意味づけられています。スーパームーンに向けて、叶えたい事柄を明確に言語化し、リセットと再生を天にアファメーションするのも良さそうです。

射手座の星模様

「わたしの存在そのものが質問なのだ。その答えを知りたくて生きているんだ」今週の新月は、寺山修司(1935年12月10日生まれ:射手座)の言葉にも似ています。

新月は「手持ちの財産」(自己リソース・才能)の場で起こり、その場を深く掘り下げていきます。自分の豊かさのためには他者を視野に入れて働くことや、己の手入れの必要性を投げかけてくるタイミング。

「今」できることは大切ですが、そのイメージが固定化してしまうと、成長を止めてしまうことがあります。自分というものが何者であるのか、という問いかけが、自己イメージを更新し続ける原動力になるのです。

「問いかけ」という精神が「哲学」であり、哲学を司る射手座にとっては、大切な作業となります。自己の価値がどこにあるのか、何であるのか、自らの内側に燃える叡智の炎によって新しく照らし出しましょう。

木星は自宅を表す場に入り、良く言えば好きなものに囲まれてリラックスしている状態、悪く言えば、物が溢れて混沌とした状態のイメージです。片付けは難航するかもしれません。

窓際で作業をする蓮沼執太

窓辺で創作すれば音楽も外に開いていく。音楽家・蓮沼執太が語る窓

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