今週の空模様
29日に、公転周期が12年の「木星」が水瓶座エリアから魚座エリアへと移動します。
木星は成長、拡大、大らかさ、膨張、増殖を司ることから幸運の星として古くから意味づけられています。また、木星にとっては魚座はホームグラウンドであり、自分の力を伸びやかに発揮できるエリアです。
そのことにより、世の中で空気が変わり、シャープで理知的なものからソフトな癒やしやファンタジーを求めるようになりそう。
天体配置図全体では山羊座エリアに5天体が集まるタイミングもあり、大人としての振る舞いも問われそうです。
水瓶座の星模様
水瓶座の星座の神話をもとにしたデザインは瓶から水(お神酒)が流れ出るもので、その瓶をゼウスに愛された美少年ガニュメデスが抱えています。
今週の水瓶座は、その瓶を覗き込み、深淵に気がつくことがテーマになります。
深層心理や集合無意識を意味する場所に、魔王のように強いパワーを持つ冥王星と、愛と喜びを司る金星、知性とコミュニケーションを司る水星が重なります。
また、成長・拡大をもたらす木星が水瓶座を去り、魚座に移動すると、深く静かに、自分の内側にエネルギーが流れてくるのです。
水瓶座は「風のエレメント」であり、知性や知識、ロジカルなものを愛する資質がありますが、このタイミングでは、表層的な賢さを凌駕する直観や霊感が立ち昇ってきます。
頭で考えることはやめて、深呼吸をして、大いなる海に魂を委ねるようにイメージしてみましょう。そこで見えてきたものや気がつくことが2022年のテーマに繋がっていきます。
宇宙の美を投影する、青漆のダイヤル。「カンパノラ」の新作時計、“宙鏡”