Taiga Takahashi
静かに主張するGジャン
ストリートから流行が生まれる時代が続いているが、一方で昔ながらの服作りを重んじる若手ブランドも増えている。注目株は、NYを拠点に置く〈タイガ タカハシ〉。
数千着のヴィンテージを収集するデザイナーが考古学的な視点で作る服は、どれもでクラシック。ジャケットは岡山産デニムを旧式シャトル織機で織り上げ、背中の馬革タグを泥染加工した。
¥46,200(タイガ タカハシ info@taigatakahashi.com)
texnh
使い手に寄り添った作り
日常で可能な限り負担をかけず、身体の一部としてバッグを使えることを目標にする〈テクネ〉。
レザーとグレンチェック柄のニットを切り替えたトートは、1泊分の荷物が入るほどの大容量サイズ。ニット部分はスエットの裏毛に使われるインレイ編みで肌にも優しく、体に配慮されている。継ぎ目なく配置された内側のポケットなど、使い勝手も上々だ。
H35×W60×D15㎝。¥69,300 (テクネ/カナル info@texnh.jp)
Champion TEARS
プリントから気迫が伝わる
〈チャンピオン〉と、“アフリカ系アメリカ人のストーリー”に焦点を当て、服作りを行う〈デニム ティアーズ〉のコラボレーションライン。
今回は1950〜70年代に活躍したダンサー、振付師のアルビン・エイリーに敬意を払ったアイテムを展開する。スエットパンツは、アメリカのモダンダンスにアフリカの独自性をミックスした彼の勇姿を大胆にプリント。
¥23,100 (チャンピオン・ティアーズ/ディプトリクス TEL:03-5464-8736)
BUNNEY
アクセサリー感覚で被りたい
〈バニー〉から、3層構造のGORE−TEXを使用したキャップが新たに到着。
無機質なカラーリングにレトロなロゴの刺繍を配したデザインは、一見するとシンプルだが、背面にこそブランドらしさが表れている。〈バニー〉のアクセサリーに使われるスターリングシルバーをスナップボタンに用いることで、さりげないアクセントを加えている。
各¥57,200 (バニー/スープリームス インコーポレーテッド TEL:03-3583-3151)
Sasquatchfabrix.
50年代のムードを踏襲
今季は、和と東洋の融合を感じさせる従来のスタイルに加えて1950年代の黒人文化に着想を得たコレクションを製作。トラックスーツは、開襟やサイドのライン使いなど、当時の要素を取り入れている。アーシーな配色やストライプ柄が主張するが、マットな質感のウルトラスエードを使用することで上品に。
ジャケット ¥30,800、パンツ ¥33,000 (サスクワァッチファブリックス/ドワグラフ. sasquatchfabrix.com)