印象的ではなく、
印象に残らない唇。
紅をさす”という言葉があるように、唇は、古来、メイクアップの中で重要な意味を持っています。それはつまり“感情”を表現するパーツの一つであるということ。
例えば唇の赤みが強ければ興奮しているようにも見えますし、逆に青みが強いと冷静に見えたりします。
しかしメンズの場合は、色彩で唇の印象を操作するよりも、乾燥や色むらなどをニュートラルな状態に整えることが先決です。理想的なのは、悪目立ちせず、健康的で落ち着いた印象の唇ではないでしょうか?今回は、パッと見の印象では、メイクしているかわからない、けれども状態がいい唇を目指していきます。
ガサガサをツルツルにする
リップケア。
男性の唇は不要な角質によって慢性的な乾燥が進み、ガサガサの状態になっている場合も多いです。そんな時におすすめなのが、唇専用のリップスクラブ。適度なピーリングとマッサージ効果によって古い角質が除去されて、滑らかで健康的な唇になります。毎日やる必要はなく、週に1〜2回ほどで十分です。
そしてリップケアの基礎であり、最も重要なのが、保湿です。多種多様なプロダクトがある中でひときわ異彩を放っているのが、SHISEIDO MENのリップクリームです。基本的な保湿はもちろん、紫外線カット、そして何より黒ベースの“ティント”と呼ばれる血豆のような色が特徴。赤くなりすぎず、暗くなるわけでもなく、最適ともいえる血色感に賢く調整してくれます。
簡単かつ時短で、唇の状態と印象がある程度は整いますから、多忙な男性に非常に頼りになり得る、多機能型のリップクリームです。
輪郭や色むらを調整する
リップライナーペンシル。
唇の輪郭を補正したり、細部の色むらを調整したい時などに使用するのが、リップライナーペンシルです。男性にとってはあまり馴染みのないプロダクトかもしれませんが、困った時ほど頼りになります。
例えば、体調不良などで唇がくすんでしまった場合は、口紅よりも自然に、不要な赤みを調整したい場合などに、コンシーラーのような感覚で自然にカモフラージュできます。また、輪郭を縁取り、内側にぼかすことで立体感を演出できます。