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雨宮零の改運指南:良い運気を得るには、進行方向右側へ

「改運」とは、古来の中国の発想に倣ったもの。運は開くのではなく、良くも悪くも改まっていくという考えのもと、占い師・雨宮零さんが日常で使える改運法を伝授。前回の「はんこを押すときは、左上に注意」を読む。

Edit: Motoko KUROKI

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改運と開運


「改運」とは、自分が持つ運を改めること。ポジティブな変化もネガティブな変化も自らの行いによって起こり得る。例えば、髪や服に嫌な臭いがついたら運気を下げることになる。逆に、いい香りを身につけることで、運気は上昇する。この連載では「改運」のなかでも、運を良い方向に改めることを「開運」と呼ぶ。

今月の時勢

4月をより良く過ごすコツは「喜び、楽しむこと」です。また「時」や「タイミング」を大切にすることが重要なとき。いつも以上に正しいものや人の下に物事や人が集まる時勢。さらに、今まで努力して溜めてきた力が、時が至ってやっと効果が発揮されるときでもあり、結果が表れ、いろんなことが進むでしょう。そして、自分もまた、「正しいものに従うとき」でもあるので、妥協はせず、これはと思うタイミングは逃さないようにしましょう。今月は、運というものや、その流れについてお話しします。

前回の「はんこを押すときは、左上に注意」を読む。

太陽が東から西へ動くことから、運の流れも時計回りに

今回は、4月から環境や立場が変わる方でも、状況が継続する方でも、新生活にピッタリな開運法をお伝えします。

このコラムをお読みいただいている方は、「運」というものに興味をお持ちの方が多いと思いますが、そもそも運の良し悪しはどういう形で決まるのでしょうか。

東洋占術において、運の良し悪しは、自然から受ける気やエネルギーの影響であると考えます。そして、その気の流れに一番影響を与えているものが太陽です。

その太陽が東から西へと時計回りに昇って進むことから、自然界の気の流れが時計回りになっていると考えられています。つまり、良い運の流れというのは、時計回りになっているのです。

流れた良い気は、ネジを締めたときや水の渦の流れのように、右回りすることでどんどん凝縮されていくことになります。これを応用し、直線に対してこの気の流れを考えると、良い運気というのは、進行方向の右側に集まることになるのです。

つまり、電車やバスの座席など、乗り物に乗る際に座る場所が選べるようであれば、ぜひ進行方向に対して右側に座ってみてください。それだけで良い気のエネルギーチャージができるようになります。

逆に、なんだか不運が続くな……というとき、開運法をしていて運が上がったけれど、最近どうも効果が薄いな……というときには、一度リセットとして、運の器から「気の澱(おり)」を出さないと開運法の効果も見込めませんので、あえて左側に座って悪い気を追い出す「毒出し」をして、運のゆとりをつくってみるのもオススメ。

お手軽簡単な運気チャージの方法ですので、ぜひ試してみてくださいね。

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