森岡書店に命を吹き込んだ照明
森岡書店銀座店がオープンしてから9年間、ほぼ毎日時間を共にしている、店の看板ともいえる飛松灯器の照明です。作家の飛松弘隆さんとの出会いは、茅場町に店があった2014年に彼の初となる個展を行った時。彼は鋳込み型を使った器作りの技術を持ち、光を透かす磁土を使ったランプシェードや灯器を専門に作っています。
銀座の古いビルを自分たちで改修した際は飛松さんも一緒に手伝ってくれて、灯が点いた瞬間に「始まったな」という空気に包まれました。店では幅広いジャンルの本の展示やトークをしますが、この照明にはどんな内容でも自然と合う包容力がある。店になくてはならない存在です。
