ジーンズのように使える、ビジュアルと機能性が一体化した究極の服
50代になったら〈イッセイ ミヤケ〉、とは前から考えていたんです。無論まずは単純にデザインが好きだからだけど、いざ着てみて気づいたのは、機能性こそ抜群!ということ。
この〈オム・プリッセ〉のジャケットは、テーラードなのに毎日洗濯機で洗えて、傷まないどころかそのたびシャキッとするし、プリーツに沿って丸めて持ち運びができるうえ、シワにもならない。究極の服じゃん!と思いました。
おかげで汗をかこうが臭いがつこうが「どうせ洗えるから」と思えたり、服にまつわるストレスがほぼゼロになった。奥さんにも「人生変わったね」と言われるほど、今やワードローブの8割が〈オム・プリッセ〉。
ブランドのルックやショーの動画を見て自分なりに着こなしを考えるのも楽しい。そこから三宅一生さんの著書も拝読して、遅まきながら氏の服作りの理念そのものに心酔するに至りました。パリ五月革命に感銘を受け、ジーンズのような服が作りたい、と思ったのが彼の原点。だから有名ブランドだけど実はラグジュアリー志向ではなく、常に普段着としての進化を目指している。
このジャケットも、アートとしての魅力と利便性の高さが一体化した驚くべき逸品だと思います!