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声優・斉藤壮馬の人生最高のお買い物「〈Fender〉のAmerican Performer Telecaster」

人が欲しいと思うものには、その人の価値観や人生観が表れます。何を思い切って手に入れ、何を大切にしてきたか。“お買いもの”とは究極の消費行動であると同時に、自分の人生を彩るために何が必要なのかを教えてくれるものです。声優・斉藤壮馬さんのベストバイ・ストーリーは?

photo: Satoshi Nagare / text: Hikari Torisawa

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声質との相性も抜群。一生付き合いたいエレキギター

仕事で、特にライブで使えるギターが欲しくて、専門誌を読んだり、試奏の動画を観たりしていた時に出会った一本です。最初に惹かれたのは絶妙なピンク色。ペニーというフェンダーの新色です。

ギターって弾いていくうちに音が変わってくるんですが、これも細めの音だったところから1〜2年経って鳴りが良くなってきて、幅広い楽曲に対応してくれるようになりました。僕の声質は息の成分が多くて細いので、音を歪(ひず)ませないクリーントーンでいえばこのギターが一番相性がいい。自分の頭の中のイメージを鳴らしてくれる楽器だなと感じます。

きちんとメンテナンスしていけば数十年は使えるはずなので、弾き込みながら一緒に年を重ねていきたいですね。

〈Fender〉のAmerican Performer Telecaster
アメリカ・カリフォルニア州のコロナ工場製。2基のYosemiteシングルコイルピックアップが表情豊かな音を鳴らす。ネックとフィンガーボードはメープル。

斉藤壮馬の「ただいま、ゼロ年代。」第25回 The Zutons『Who Killed the Zutons?』

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