入社2年目、停滞していた自分の背中を押してチャンスを呼び込んでくれた相棒
もともと〈ロレックス〉にも、高級時計にも興味はなかったんですよね。でも、この時計を見た瞬間、「どうしても欲しい」と思ってしまった。
出会いは、入社2年目の年末年始に訪れたグアム旅行。奇跡的に3連休がとれたので、共演していた気象予報士の女性と一緒に出かけたんです。偶然見かけて一目惚れしたとはいえ、24歳の私にとってはそれまでの人生で一番高いお買い物。当時は空前の円高で1ドル80円を切り、さらにお正月セールで免税対象だったことも後押ししました(笑)。
入社当日『報道ステーション』の気象キャスターに抜擢されて以来、周囲からは順風満帆なように思われていましたが、私自身は停滞していた時期でもありました。同期がニュースやバラエティなどで活躍する一方、私はずっとお天気しかやっていないという焦りがあった。
だから、年のはじめに思い切ったことをすれば、何かが変わるかもしれないと感じたんです。結果、その年の夏前にスポーツキャスターになることが決まり、物事が動いた。最初は着けるのにもドキドキでしたが、だんだんと馴染み、今では相棒と言っていいほど。おばあちゃんになっても着け続けるんだろうなと思っています。