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〈ポスタルコ〉デザイナー、マイク・エーブルソンの人生最高のお買いもの「〈Schindelhauer Bikes〉の自転車」

人が欲しいと思うものには、その人の価値観や人生観が表れます。何を思い切って手に入れ、何を大切にしてきたか。“お買いもの”とは究極の消費行動であると同時に、自分の人生を彩るために何が必要なのかを教えてくれるものです。〈ポスタルコ〉デザイナー・マイク・エーブルソンさんのベストバイ・ストーリーは?

photo: Koh Akazawa / text: Junya Hirokawa

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ベルリンで偶然出会った体の一部のような一台

駅のホームでの待ち時間もないし、風を感じて気持ちよく移動できる自転車が好き。歩くより速いのに疲れない、効率的で優れた道具です。ここ10年ほど、もっと体の一部のような感覚で乗れるものを探していたら、5年ほど前にベルリンに行った時、「これかも」と思う一台を発見。

オーナーに話しかけて試すと、身長や腕や脚の長さにしっくりきて、前傾の角度もイメージ通り。アルミで錆びにくく、チェーンレスなのでチェーンが外れて手が汚れる心配もない。自転車の弱点もほとんど解消済みでした。

日本に戻って、けっこう高かったけど20年は乗れると思って購入。やっぱり快適で、体の機能が広がった感覚。雨の日も出かける気にさせてくれます。

〈ポスタルコ〉デザイナー・マイク・エーブルソンの人生最高のお買いもの「〈Schindelhauer Bikes〉の自転車」
ものを買う時は、自転車ならハンドルとフレーム、マグカップなら持ち手とカップなど、各パーツが違和感なくシンプルにつながっているかを重視するとか。

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