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ヘア&メイク・矢口憲一の人生最高のお買いもの「〈GOODMANS〉のスピーカー・AXIOM301」

人が欲しいと思うものには、その人の価値観や人生観が表れます。何を思い切って手に入れ、何を大切にしてきたか。“お買いもの”とは究極の消費行動であると同時に、自分の人生を彩るために何が必要なのかを教えてくれるものです。ヘア&メイク・矢口憲一さんのベストバイ・ストーリーは?

photo: Jun Nakagawa / text: Neo Iida

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美容室でいい音を。念願の英国製スピーカー

お客さんにはいい曲をいい音で聴いてほしいし、自分も心地よく音楽が鳴っている空間で仕事がしたい。だから昨年末に開けた〈富士見坂 矢口〉にはイギリス〈GOODMANS〉のスピーカー《AXIOM301》を置きました。

音楽通の知人が教えてくれた1964年製の名機で、ヴィンテージながら外装は綺麗。音も柔らかい。ドイツの〈Dual〉のレコードプレーヤーやiPhoneをつなげて、ボブ・ディラン、ユーミン、演歌まで聴いています。

店の構造上、右のスピーカーは座席に傾けざるを得ず、お客さんにダイレクトに音が届くんですよ。接客中に忌野清志郎が「愛してる!」なんて歌うとまるで僕が言ってるみたいになっちゃって。それくらい生っぽい音がします。

ヘア&メイク・矢口憲一の人生最高のお買いもの「〈GOODMANS〉のスピーカー・AXIOM301」
木が基調の内装にもよく合う、12インチのフルレンジスピーカーユニット。高さを出すためホームセンターで買った木を敷き、子供の絵の具でペイントした。

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