着ているうちに魅力が増すはずと選んだ一着
中学1年の時、茨城県取手市の利根川沿いのジーパン屋で購入。当時流行っていたMA-1からはあえて視点をずらそうと選んだのがこれ。
もう一点迷っていたのはコーデュロイ生地でミントグリーンの上着。でも、綺麗な色は楽しい気持ちになれそうだけど、それがいつまで続くのか。「人はいつか飽きる」と思いとどまり、地味なコットンダックにしました。
この経験が生んだ「迷った時はシンプルな方」という選択基準は、今も自分の基本になっています。手持ちの服では最古のものですが、今回久々に着てみたら意外といけました。自分の時間が染みついたものはお金を出しても買えません。これを着て土手を散歩させていた犬のことなんかも思い出しますね。