その“中途半端さ”が僕に合っている愛車
2016年頃、当時住んでいた自宅からアトリエまでの道にある急坂にめげ、ついに購入。約15万円と結構高い買い物でしたが、以降、天使が背中を押してくれているかの心地で相棒と呼ぶべき存在に。
鬱屈と過ごしていたコロナ禍では、閑散とした夜の街をこれで走ればすこぶる気分転換になりました。ちなみに電動アシストの“半分くらい電力”という中途半端さも面白い。
だいたい日本の自転車をめぐる状況にしても、車道か歩道を走るのか、ヘルメット着用は“努力義務”と曖昧でしょう?あらゆる領域の日本の煮え切らなさに通ずるような。その半端さも自分に合っているわけで、僕も大いに日本的な人間なのだと電動アシストが改めて教えてくれました。