フードエッセイスト、フードディレクター・平野紗季子
西音松『味で勝負や美味い昔の京料理』
日本料理が一番好きだという平野さんの最近のベストバイは、伝説の料理人・西音松氏が四季折々の料理についてまとめた一冊。料理書が豊富に揃う神保町〈悠久堂書店〉で教えてもらってから探していたそう。「ずっと欲しいと思っていたものの、絶版本のためなんせ高額で……。なかなか勇気が出なかったのですが、ついに買ってしまいました!日本料理の哲学・技術・クリエイティブ。出版から40年たった今読んでも、ものすごく勉強になります」
マンガ家・タナカカツキ
サウナウォッチ
ムック『大人の科学マガジン Special』の付録であるサウナウォッチは、心拍数などのデータから「ととのい」を数値化できる革命的なアイテムだ。「サウナって、体が慣れてきちゃうんです。サウナ室の熱さにも、水風呂の冷たさにも。これを着けると医学的に理想の入り方ができているかも確認できるので安心です。思考から離れられるのがサウナの良さですが、道具を使うのも面白い。新しい楽しみ方で、世界が広がりました」。
小説家・羽田圭介
つかいごこち箸 縞黒檀 一半
2015年のサイン会で、読者にもらった箸が良かったので愛用していたが、最近欠けてしまった。「“前と同じ、硬くて大きいもの”という明確な基準があったので迷いはありませんでした」。使ってみると、太くて長く、手に馴染んで食べ物も取りやすいという。「自分の体に合ったものに出会うと、満足感が上がります。当たり前すぎて気にならないものって、欠損して初めて存在を意識するものだということにも気づかされました」。
スタイリスト・服部昌孝
GZ1×Elboのフィギュア
2022年頃から集め始めて5体目というエルボーのフィギュア。「ソフトビニール人形にハマって、いろいろと買い集めていく中で、エルボーというアメリカ人アーティストに辿り着きました。ガラス工芸家としても活動しているんですが、作品がどれも“ポケモン”みたいでかわいくて、珍しく人型にデフォルメされた新作もポチとしちゃいました」。ほかにも予約品があるほどハマっているそう。サイズは約15.2cm。
〈UNITED ARROWS & SONS〉バイヤー兼セールスマスター・吉岡レオ
dragoのシャツ
「買い物って巡り合わせだと思うので、いいシャツを見つけたら高価でも迷わず買う。それをマイルールにしています。たまたまインスタグラムをディグっていた時に、見つけたのがアーティストのdrago。ポップな絵を描いていて、いろいろと投稿を見ていたらシャツを作っていて、思わずDMをして日本に送ってもらいました。価格は7万円くらい。あまりない体験だったので、思い出もひっくるめて気に入っています」。