スタイリスト・清水奈緒美
〈ボッテガ・ヴェネタ〉のブラウン バッグ
紙袋を模した、カーフスキンのショッピングバッグ。「精巧に撚(よ)られた持ち手や端正な縫い目に職人技が効いていて、ランウェイで見た瞬間から心を摑(つか)まれました。バッグって不思議なもので、実際に手に持ってみないと使い心地がわからない。ロゴのさりげなさも素敵だし、荷物が決して少なくないのに小ぶりなバッグが好き、という私のわがままも受け入れてくれて、合わせる服も選ばず重宝しています」。
材木屋・岡部文彦
〈レーザーペッカー〉の小型レーザー彫刻機 LaserPecker2 LP
スタイリストを経て、今は山奥を拠点に自ら木を伐(き)りながら木材や木工品の販売を行う岡部さん。彼が今夢中なのがLaserPecker2 LP。「レーザー彫刻機って、もっと高価で巨大なものを想像していましたが、これは手軽で持ち運びができるうえ、アプリを介して簡単に木材にもレザーにも好きな刻印を入れられるんです。仕事か遊びかわからないまま、毎日この機械を触っています」。
ブックコーディネーター・内沼晋太郎
〈コールマン〉のインフィニティチェア
フルリクライニングにも調節できるアウトドアチェア。「庭でテントサウナを試した時に外気浴用に買いました。ある時、腰かけて読書したらめちゃくちゃよくて。今ではもっぱら読書用です。シートは倒しすぎず、肘かけがちょうどいい位置に来るくらいに斜めに。本とお腹の間にクッションを置くとベストですね。夜、リラックスしてひたすら楽しみのために本を読む時に重宝しています」。
画家・諏訪 敦
〈foot the coacher〉のブーツ
〈Vibram®〉社製ソールを採用したBRISTOL SIDEGORE。「2023年に3足同じものを買いました。最初の1足は22年に購入、府中市美術館での個展の準備の段階から会期中もずっと履いていました。竹ヶ原敏之介氏が作る靴は、編み上げブーツやラバーソールも持っています。木型が合っていてストレスがないし、外出時に靴で悩まずに済むので助かっています。来年も再来年も履き続ける予定です」。
作家・阿部和重
〈DEMI DO MEN〉のスカルプシャンプー&トリートメント
妻・川上未映子さんの広告起用をきっかけに知ったスカルプケアブランド。「試しに使ってみたらとても良く、その後メンズラインが出たのですぐ購入しました。50を過ぎると髪のハリがなくなり、午前中はまだしも、午後になるとペタッと海の苔りを貼り付けたかのような状態になってしまうんです。ところが、これに切り替えた翌日から、ふんわり感が夜まで持つようになりました」。タイプOS 590㎖。