タイムレスでディテールにこだわった、デザインとサービスを楽しむ。
店内には6週間ごとに替わるポップアートに〈Bowers & Wilkins〉のサウンドシステム。「モダンな紳士は、全ての分野において最高のクオリティを熟知し、楽しむ術を知っていなければいけないよ」と語る、オーナーのクリス・ワード。
紳士たちがリラックスした時間を過ごすためにデザインされた空間に集まるのは、もちろんホクストンの今を築くクリエイターたち。オススメの地ビールやウイスキーのサービスを楽しみながらのヘアカットだ。
50sとジュークボックス、イースト・ロンドンの髭コミュニティ。
店の前にはいつもヘアと髭のカットを待つ人たちが並ぶ人気バーバーの2号店。ブッチャーの佇まいを残したインテリアに、オーナーのスティーヴ・マーフィーとニール・スコソンが集めた、遊び心いっぱいの1950年代のアンティークジャンクたち。
「気取らないクールが男の定義」と語るのは、胸までの髭をたくわえた紳士のスティーヴ。彼の髭トリムとスタイリング専門の日は毎回予約が取れないほどの人気。リーゼントと髭ルックならこの店!
クラフツマンたちが集うヘリテッジ・クラシックなバーバー。
ニューヨーク帰りのバリー・ホジソンは、雑誌のコラムニストも務める。完全予約制でのヘアカットは情報交換の場でもある。「自分の周りに趣味のコミュニティがあってこそ男だ」と言うだけあり、彼の周りにはあらゆる方面のクラフツマンたちが集う。
移動型のハウスボートに住んでいる彼のフリーなライフスタイルも、顧客たちを魅了する理由だろう。ロンドンのヴィンテージショップ情報から旨いもの情報まで、髪を切りつつ彼に訊ねてみよう。
クラシックな環境の中で、最新トレンドのヘアを楽しむ。
コンテナをバーバーショップにするという発想は、オーナーのリー・ウェルズがインドを旅していた時に思いついたスタイル。従来のヘアサロンのトレンドカットと、サッカーなどの男くさい話を気兼ねなく両方楽しめるバーバーがここ。
「自分の仕事に自信を持っていて、毎日をエンジョイしているのが理想的な今時の紳士だと思うね」と言う彼は、〈Hackett〉のショーのバックステージで、プレッピールックのヘアも手がけているのだとか。