Spire Rooftop Bar
豊かな緑とバンコクの夜景を心に焼き付ける
1970年開業の、タイを代表するホテル〈デュシタニ・バンコク〉が約5年の改装期間を経て、2024年9月にリニューアルオープンした。バンコク最大の公園・ルンピニー公園の目の前という最高の立地を生かしたルーフトップバーがこちら。客席の配置は、どの席からでも公園の緑を取り込めるようにと考えられたもの。
階段でさらにワンフロア上がると、このホテルを象徴する「尖塔(Spire)」が。日が落ちるとライトアップされ、また違った風格となる。カクテルは専属チームが開発し、タイフュージョン料理との相性もいい。日没前に訪れて緑を楽しみ、マジックアワーを存分に味わおう。

Sanctuary
都会の“聖域”で、心を安らげる
〈インターコンチネンタル・バンコク・スクンビット・ホテル〉のエレベーターで34階まで上がり暗い通路を抜けると、バーカウンター全体を包み込む竹製ルーフが圧倒的な存在感を放っている。職人たちによって約2年かけて組み上げられ、2025年3月にオープン。
都会の聖域として安らげる場所にという思いが込められている。ルーフ上部から空が見える設計は自然との接点を意味しているそう。バーからも見える、若者に人気のルーフトップバー〈ティチュカ〉の系列店だが、こちらは大人の落ち着いた空間。夜には竹製ルーフが光に照らされ、幻想的な雰囲気が漂う。
Tulum Skybar
フロアに満ちたメキシコの情熱に酔いしれる
メキシコをコンセプトとしたルーフトップバー。バーの象徴である女神像は、本場メキシコのトゥルムにある「Ven A La Luz(光へ来て)像」をモチーフにしたもの。タコスやセビーチェといったフードメニューや、メスカルを使ったカクテルなどメキシカンを意識しつつ、ローカル感もミックス。
メキシコの陽気な雰囲気をゲストにも楽しんでほしいと、1日に数回、妖艶なプロダンサーによるファイヤーショーやサルサショーなどを開催する。ショーによって店内のテンションもさらに高まる。最寄り駅から徒歩で訪れるにはややアクセスしにくい立地ながら、連日賑わいを見せている。
Electric Sheep
倉庫の屋上で、のんびりと飲む!
複合施設〈THE WAREHOUSE TALAT NOI〉の4階にあるアンダーグラウンドなムードのレストラン。映画『ブレードランナー』からインスパイアされた80年代的な近未来感の漂う店内。その屋上階のルーフトップバーは、どこか秘密基地のよう。大きなクッションが置かれたシートもあり、カジュアルにくつろげる。
リゾートホテル〈Uサトーン・バンコク〉内のミシュラン1ツ星フレンチ〈J'AIME〉出身の2人組シェフがこの店の仕掛け人で、自家製の発酵食品を使った料理なども堪能できる。また屋上スペースではコンポストを設置、環境への配慮も。