沖縄独自のカルチャーを
深く根づかせているショップ。
「顔の濃さとカラーレイヤードが沖縄っぽさですかね」と笑いながら話す〈プラント アンド ソイル〉のダンさんとシモンさん。
![沖縄〈プラント アンド ソイル〉外観](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/02/f46a1ee93179ce87873c6bc059db0419.jpg)
長年アパレル会社に勤めていた2人が独立し、2014年に「何もない場所にファッションやカルチャーの苗を植える、それがムーブメントとして花を咲かせる土壌を作っていきたい」という思いから国際通りを抜けた小さな川沿いの蔡温ストリートにお店を構えた。
「セレクトは素材と色をメインに選ぶようにしています。夏が長い沖縄で長く着られるリネンやコットン、日差しに負けない色を意識しています」。
![沖縄〈プラント アンド ソイル〉店内](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/02/f016dd24e2485ea3eafa1c1f70239974.jpg)
2人の着ている服装は絶妙な素材感と色合わせでどこか涼しそう。お店のスタイルがストレートに反映されている。2人のスタイリングは随時SNSでアップされており、一つのアイテムで何通りもの着こなしを提案しているのも必見。
「沖縄は季節が単調な分、どこかお洒落を諦めていたり無頓着な人が多いんです。そんな皆さんに僕らのショップで展開するアイテムを見てモチベーションを上げていただけるように」。
設立当初から洋服だけではなく地元の工芸や作家さんをピックアップしたイベントを毎月開催している。
「県産の素材やもの作りに触れてもらい、服と一緒にファッションの楽しさが伝われば」。沖縄の新しいファッションカルチャーはここから新しく根づいていくことに違いない。