世界にその名をとどろかせる
インポートブランドの実力店。
ラグジュアリーブランド業界で、以前より噂になっているセレクトショップがある。そこはなんでも取り扱いブランドがそれぞれ直営店並みの品揃えを誇るという。それがなぜ、静岡県の掛川市に?深まる謎と期待を胸に、掛川の〈チェントコーゼ〉へ。
72坪の広々とした店内は、モルタルを基調としたソリッドな空間演出で、アイテムがすっきり見やすく並んでいる。中でもひときわ目についたのが、主力ブランドであるトム ブラウンの存在だ。
「直営店が日本にできる前から扱わせていただいています。恐らくセレクトでは日本一の品数じゃないでしょうか。長いお付き合いということもあり、直営店以外では唯一、オーダースーツをここで注文可能です。過去にはトム ブラウンのスーツの売り上げで、ワールドレコードを樹立したこともあるんですよ」。と説明するのが、代表の磯部由裕さん。
さらに、トム ブラウンのメイド・トゥ・メジャーの総責任者であるアンディ・ダンフォード氏も来日の際にわざわざここを訪れるほど、ブランドにとっても重要な拠点であることが窺える。
また、デムナ・ヴァザリアによるコレクション以降、世界中で販売店舗を絞り直営店以外での展開が難しくなったといわれるバレンシアガも数多くラインナップ。
「ジャパンエクスクルーシブとして、直営店でも卸していないバレンシアガのアイテムが入荷することもあります。お楽しみに」