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日本のロッカーたちの自伝20選。松任谷由実、横山剣、GACKT、布袋寅泰etc.

ロックとは音楽のジャンルではなく、生き方だ!ミュージシャンたちが自ら振り返る生き様を知れば、その言葉の意味が分かるはず。あらゆる世代、あらゆるジャンルの中にある「ロック魂」が読める、ロッカーたちの自伝20冊。

初出:BRUTUS No.680『日本のロック♡愛』(2010年2月15日発売)

text: Kosuke Ide

山口冨士夫

村八分ってケンカっ早いって言われてたけど、まわりにトロいヤツらが多すぎたから、ただイジメてただけなんだ(笑)。

ジャッキー吉川

なぜ、僕たちが髪の毛を伸ばさなかったかというと、それは決してPTAを恐れてのことではない。
要は、似合わなかった……ただそれだけである。

高田渡

しかし僕は、自分の日常生活をそのまま歌うことが最高のプロテストソングではないかと思ったのだ。

萩原健一

おれたち、ロック・バンドがさあ、♪オー ママ ママ だぜ。ひっでえよなあ。
カッコ悪いったらありゃしねえ。

泉谷しげる

俺は、「バカ言うなよ、何もないと思うんなら“何もない”って唄えばいいじゃねえか」って言ったよ。

村上“ポンタ”秀一

クラプトンに向かって「お前は見どころがある」と言ったというのも、本当の本当だよ。
「サンキュー」って言ってたもん、クラプトン本人が。

宇崎竜童

或る日、着るものがなくなった。汗臭いのは嫌い。
ちょうどツナギが傍にあった。

松任谷由実

コードが色彩で、メロディーが形で、詞は構図なんだと思う。

内田裕也

日本のバンドが外国でウケたら、もっと素直によろこんでイイじゃねえか?

仲井戸麗市

清志郎は、僕が「こいつ、なんか、友だちになれそうだ」と思ったほとんど初めての相手だった。

横山剣

照れのない音楽というのは、どうにも野暮ったくて下品な気がする。

日影晃

キャロルに痺れ、俺も矢沢永吉みたいになりたいと考えた。
だが、そういうのは選ばれた奴らのもんだ。

鮎川誠

ロックほど、ロック・ギターほど、ロック・バンドほど、ご機嫌でカッコいいもんは他にはない。

PANTA

人生に“もし”はないけど、ちょっとコースが違ってたら、よど号に乗ってたかもしれないし、ベカー高原に行ってたかもしれないよね。

ムッシュかまやつ

イギリスに生まれればよかったと、本気で思っていた。

坂本龍一

ささやかな規模ではあるけれど、日本を背負っているみたいな感じすらした。
そして、それがすごくいやだった。

高橋ジョージ

本当はエレキギターが欲しかったけど、田舎の時計店にそんなオシャレで高級なものは置いてなかった。

布袋寅泰

その当時の俺たちの合い言葉は、「すべてのバンドを前座にする」だった。

GACKT

すべてを捨てて、上京した。
ホストもディーラーの仕事も、それに伴う高額の収入も。

吉井和哉

自分には才能があるんじゃないかと思ったんです。容姿っていうよりも、才能があるから女が寄ってくるんだと。