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春夏のスタンダードを更新する。〜チノパン編〜

アップデートしたい定番として、チノパンをピックアップ。素材やデザインの更新はもちろん、作り手の背景やストーリーを感じる新作を手に入れたい。

photo: Yoshio Kato / styling: Satoshi Kamei / edit: Naoko Sasaki

綾織りのコットンツイル=チノクロスで作られたチノパンには、1941年にアメリカ陸軍で作られた通称「41カーキ」を原型とするものと、それを洗練させたドレスチノがある。この春は、定番のネイビーチノに一手間加えた一本が新鮮だ。軍パンを進化させたデザインや、2025年の新色、シルエットやディテールのアレンジも見逃せない。

コットンナイロンのミニマルな一本

〈スタジオ ニコルソン〉コットンナイロンパンツ
ノープリーツのフロントにフラットな1つボタンがミニマルな印象。ミッドライズでボリュームのあるカーブシルエットが他とは一線を画す都会派チノ。コットンにナイロンを混紡した柔らかなツイル生地はハリと光沢があり、美しい発色が持ち味だ。
79,200円(スタジオ ニコルソン/スタジオ ニコルソン 青山 TEL: 03-6450-5773)

グルカパンツを日常着にアップデート

〈エンジニアド ガーメンツ〉グルカパンツ
40s英国軍のグルカパンツをモチーフにした左腿のフラップポケットと補強ステッチが特徴。ウエストはストラップの代わりにベルトループを採用し、ノータックですっきりと。ドローコードでシルエットを調整できるのもいい。素材は耐久性のある高密度のコットンツイル。
42,900円(エンジニアド ガーメンツ TEL: 03-6419-1798)

海を感じる新色のアイコニックチノ

〈ポロ ラルフ ローレン〉チノパンツ
フラップ付きのチケットポケット、ダブルプリーツのリラックスフィットで知られる定番チノは、クラシックな“ポロ”スタイルを象徴する一本。ビーチやハンプトンからインスパイアされた今季は日に焼けたような褪(あ)せた色合いのネイビーが新色として登場。
31,900円(ポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレン TEL: 0120-3274-20)

M-65カーゴを綿100%のチノクロスで

〈マスター&コ〉チノパンツ
オーセンティックなチノパンから色とデザインを増やしていったという「チノクロスシリーズ」より。ネイビーのカーゴパンツはM-65フィールドパンツがベース。高密度のチノクロスにストーンウォッシュを施し、着古した風合いと柔らかな穿き心地に仕上げた。
28,380円(マスター&コー/マッハ55リミテッド TEL: 03-5846-9535)