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春夏のスタンダードを更新する。〜ベルト編〜

アップデートしたい定番として、ベルトをピックアップ。素材やデザインの更新はもちろん、作り手の背景やストーリーを感じる新作を手に入れたい。

photo: Yoshio Kato / styling: Satoshi Kamei / edit: Naoko Sasaki

シーズンの始まりはつい新しい服に目が行って後回しにしがちだけれど、スタイルの決め手になるベルトこそ更新してみてはどうだろう?上質なレザーが醸し出す品格は大人の最低条件。老舗の知られざる名品や、クラフツマンシップ溢れる特別な一本をぎゅっと締めれば、いつもの着こなしが一味も二味もグレードアップするはず。

英国老舗のDNAを継ぐスエードのメッシュ

〈べオーマ〉レザーベルト
老舗〈ホワイトハウスコックス〉が工場を閉鎖した後、そこで腕を磨いた熟練の職人を集めて新たな革製品の工場を設立した〈べオーマ〉。純粋な英国産のカウスエードを手作業で編み込んだメッシュベルトには老舗の伝統と技術が息づいている。

33,000円(ベオーマレザーカンパニー/フレーム青山 TEL:080-4729-1485)

リボンベルト×ウエスタンなクロコスタンプ

〈アルベルト ルティ〉ベルト
イタリアのベルト専業ブランドでありながら、プンターレなどウエスタンスタイルのデザインに定評のある〈アルベルト ルティ〉。リボンベルトとクロコ型押しレザーを組み合わせた新作はブランドならでは。イタリアらしい配色とハンドメイドのクオリティもお墨付き。

各16,500円(アルベルト ルティ/アマン TEL:03-6805-0527)

コンチョボタンをレザークラフトで表現

〈セブンバイセブ〉レザーベルト
オールドアメリカンスタイルにこだわるレザークラフト工房〈ルースターキング&カンパニー〉とコラボしたシリーズの新作。ウエスタンのコンチョボタンを松崎幸臣がレザーカービングの技術を用いて一点ずつ製作。すべてをハンドメイドで作り上げた温かみのある表情もいい。

各56,100円(セブンバイセブン TEL:03-5785-6447)

モダニストたちに愛されたバックルレス

〈ダールマン〉レザーベルト
コペンハーゲンの老舗〈ダールマン〉が1940年代から作り続けているフック式ベルトは、アナトミカのピエール・フルニエが惚れ込みパリ本店の定番にしたほどの秀逸なデザイン。50〜60年代にはアルネ・ヤコブセンやマイルス・デイヴィスも愛用した隠れた名品だ。

各41,800円(ダールマン/アナトミカ 東京 TEL: 070-3144-0378)

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