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座長達の個性を知ると面白い!吉本新喜劇の魅力を芸人・すっちーが解説

食わず嫌いカルチャーをはじめる。難しそう、古くさそう、クセが強そう。興味はあるけど、何かとハードルが高く、食わず嫌いしているカルチャーがある。一体どんな作品から入れば楽しめるのか、その面白さをよく知るプロたちに、はじめ方を聞いた。

text: Keisuke Kagiwada

教えてくれた人:すっちー(お笑い芸人)

お気に入りの座長を見つける。

「関西圏ですら小学生やファミリー層向けのものというイメージが根強いので、関東圏で『BRUTUS』を読むような世代には“食わず嫌い”されても当然だと思います」。

吉本新喜劇についてそう語るのは、同劇団の座長の一人を務めるすっちーさんだ。

「だけど、今僕らは新喜劇らしい“いい意味でコテコテの笑い”を守りつつ、20代、30代も楽しめる攻めたノリも混ぜているのでぜひ観てほしいです。最近はテレビやAmazonプライム・ビデオで、過去回も含めて簡単に観られますので。

現在、座長は小籔千豊さん、川畑泰史さん、史上初の女性座長である酒井藍ちゃん、そして僕の4人。それぞれのエッセンスを交えつつ作っているので、過去回を遡ってお気に入りの座長を見つけ、まずはその人の公演を集中的に観るのもいいかもしれません」。

かくして新喜劇の魅力を発見したら、「最終的には劇場で観てほしい」とすっちーさん。

「全然違うんですよ。放送ではカットされますが、アドリブがあったり、ミスを笑いに変えたり、ライブならではの楽しさがありますし、大勢の中で観た方が笑えるはずなので」

それぞれの座長の個性を知る。