珍奇&稀少動物の宝庫!写真で見る、よこはま動物園ズーラシア

photo: Kei Taniguchi, Zoorasia / text: Yuriko Kobayashi

「見たことのない動物に出会える!」と人気の〈よこはま動物園ズーラシア〉。2023年3月1日発売の「通いたくなる動物園。」から、ズーラシアで見られる個性派揃いの動物たちを紹介。

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ゴールデンターキン/Golden Takin

鯨偶蹄目 ウシ科

黄金に輝く中国の“国宝”!

顔はヤギ、体はウシのよう。全身が美しい金白色であることから、生息地の中国ではパンダなどと並んで“四大動物国宝”と呼ばれる。標高の高い険しい山岳地に生息。

テングザル/Proboscis Monkey

霊長目 オナガザル科

まるで天狗⁉な個性派モンキー。

ボルネオ島だけに生息するサルで、大人のオスだけが垂れ下がった大きな鼻を持つ。霊長類随一のスイマーで、天敵のワニより速く泳ぐ。国内飼育は〈ズーラシア〉のみ。

セスジキノボリカンガルーGoodfellow's Tree Kangaroo

双前歯目 / カンガルー科

木登り名人の、小さなカンガルー。

パプアニューギニアに生息するカンガルーの一種。名前の通り木登りが上手で、一日の大半を木の上で暮らす。背中に2本の筋があることが和名の由来。国内の動物園で飼育・展示しているのは〈ズーラシア〉のみ。

カンムリシロムク/Bali Myna

スズメ目 / ムクドリ科

絶滅寸前からの復活を目指す。

その美しさゆえに乱獲され、一時はバリ島の保護区に数十羽程度が残されるのみとなった。〈ズーラシア〉では自然繁殖させた個体を野生に戻す活動を継続している。

アカアシドゥクラングール/Red-shanked Douc Langur

霊長目 オナガザル科

戦争が追い詰めた世界一美しいサル。

5色の体毛を持つ美しい姿から“霊長類の女王”と呼ばれる。ベトナム戦争時に散布された枯葉剤により生息地の大半を失い数が激減。〈ズーラシア〉では繁殖に成功。