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映画監督・岩井俊二の挑戦、その前夜のこと。powered by Yakult

新たな創作活動に挑み続ける映画監督・岩井俊二さん。自らの目標に向き合い、どのように日々を過ごしてきたのか。彼の“挑戦前夜”の話。

photo: Takao Iwasawa / text: Kohei Hara

「何か変なものを作ってくる人」と、印象に残るだけで挑戦する価値がある

「大学を出てからMVやアイドル番組の演出をしていた時期があったのですが、その当時通っていた仕事場が西麻布にあって、ちょうど今日の取材場所の付近。歩きながら、なんだか駆け出しだったあの頃にタイムスリップしたような気持ちになりました。振り返ってみれば、挑戦し続けてきた人生だったと思います」

岩井俊二さんが『Love Letter』で長編映画デビューを果たしたのは1995年のこと。それよりも少し前の新人時代を懐かしむように振り返ってくれた。当時はライバルたちと、業界での生き残りを懸けた競争をしていた。

「仕事場には僕のほかに若いディレクターが3人くらい出入りしていて、それが東京で初めて出会った同業者でした。だからライバル意識もあったし、少なくともここから頭一つ抜ける必要があると思った。とにかくあの当時は埋もれることが怖くて、90度の壁を這い上がっている感覚でした。ここから脱落するわけにはいかない、と」

クライアントから次の仕事を振られないことが一番の失敗。そう考え、毎回プロデューサーの想像を大きく上回るような答えを出すことを意識していた。

「映像の面白さや新しさをわかりやすく示さないと次がないと思っていたんです。初めて撮った深夜ドラマ(91年『見知らぬ我が子』)でも、人の口から電流が放出されるような映像を作って。当時はCGの技術も主流ではなかったので、アイデア勝負ですよね。プロデューサーからは“自動車を注文したはずなのに飛行機がやってきた”と言われたこともあります。でも、この人は何か変なものを作ってくるなと、観た人にそう思ってもらえるだけで、挑戦する価値はある。ほかの人が撮らないもの、印象に残るものを届ける必要があると思っていました」

挑戦する意欲を保つために、常に健康体でいたい

革新的な映像作品は瞬く間に評価され、96年『スワロウテイル』や2001年『リリイ・シュシュのすべて』など、数多くの人気映画が世に送り出されていく。岩井さんは20代の頃から「30代は日本で映画を撮って、40代はアメリカ、50代は中国で作品を作ろう」とひそかな目標を定めていたというが、そのビジョンも見事に実現する。

「自分自身をバージョンアップさせることが好きで、常に新しい何かを追い求めていないと、逆に落ち着かないんですよね。英語圏で映画を撮ることを想定して30年くらい英語をコツコツと学び続けていたり、『キリエのうた』(23年公開の音楽映画)を撮る準備としてギターの練習を始めたりしたのもその一つです」

自身にとって、挑戦とそれに向けた準備は、生きるうえで必要不可欠なもの。その中でも、最大の挑戦だったと回顧するのが、18年に中国で撮影した『チィファの手紙』だ。中国をはじめ北米やアジア圏でも公開され、最終興行収入12億4000万円のヒット作となった。

「『Love Letter』を公開した後に、海賊版のビデオテープが中国や韓国で出回ったみたいで。こんなに受け入れられるんだなと率直に驚きました。その頃からキャリアの中の目標として、どうしても中国で映画を撮りたいと思っていたんです。ただ、言葉は一切通じないし文化や価値観にも違いがあって、苦難の連続だったのを思い出します。俳優とのコミュニケーションにおいては、監督である自分の思う通りに演じてもらうのではなく、現地の観客にナチュラルに受け入れられる芝居を目指したかった。だから俳優の価値観を信じて、自主性を引き出す場作りを意識していました。これまでの映画作りの方法論がほとんど通用しない環境でしたが、結果として、異国で映画を作っていく一つのモデルができたと思っています」

新人時代から現在まで、変わらぬストイックさを持ち、ひたむきに創作に立ち向かってきた。そんな挑戦の日々の中でも欠かさなかったのは、心身の健康を保つことだった。

「意欲的に挑戦し続けるためには、常に健康体でいることが大事。この業界では、無理が続いて体調を崩してしまって、数年間仕事ができなくなった人の話も聞きますから。僕もアメリカで映画を撮ったときに、日本との飛行機の往復で時差ボケがひどくなって、一時期、睡眠障害に陥ってしまったことがあったんです。もともと寝不足がコンディションにモロに影響してしまうタイプだったので、なるべく毎日8時間は寝るようにしていたんだけど。かなり辛い状態が続いて、それから質の良い睡眠について考え始めました」

ちなみに、どうしても眠れないときに実践している習慣は“羊を数えること”だという。

「牧場にいる羊を想像して、1頭ずつ手で触れながらゆっくり数えていく。顔や体、毛の感触などをできるだけリアルに、自分の近くから遠くまでずらっと並んでいるのを想像するのが大事。そうすると気づいたら意識を失っています(笑)。ベタだけど余計なことを考えないためにはこれがいい。あと、日々の習慣といえば散歩ですかね。英語のリスニングの勉強をしたり、オーディオブックを聴いたりしながらだいたい2時間くらい。映画の物語も、散歩しながら考えることがほとんどで。音声をテキストに変換してくれるアプリに、ボソボソ言葉を吹き込みながら歩く。最近は脚本に取りかかる前に小説を書き上げているのですが、1章分を考えるまで家に帰らないとか決めてやると、6時間くらい散歩していることもあります。これは健康にも関わる習慣かもしれませんね。昨年還暦を迎えたので、今後は無理のないところで挑戦していきたいなと。これからの10年間で、アメリカでも中国でもない、また新たな国で映画を撮るのが、一つの目標です」

映画監督・岩井俊二

挑戦前夜

異国での映画製作は現地との接点作りから

映画監督・岩井俊二

『チィファの手紙』撮影前には、自身のバンドでのコンサートやファンイベントなどを開催し、中国での地道な関係作りに邁進(まいしん)。「人生の一大プロジェクト。撮影中は劇中にも登場するボルゾイとのひとときが癒やしでした」

挑戦の日々、その傍らに特別な一本

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一時的な精神的ストレスがかかる状況での「ストレス緩和」「睡眠の質向上」
【乳酸菌 シロタ株の研究報告】

「Yakult1000」「Y1000」がすこやかなライフサイクルをサポート

日々の活力は豊かな睡眠が運んでくる。心身の状態を整えることは、クリエイティビティを湧きあがらせ、挑戦し続ける姿勢に欠かせない。そうした目標や夢に挑む人たちの“質の良い眠り”をサポートするのが、「Yakult1000」と「Y1000」だ。

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