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世界チャンピオンが決まるウインドサーフィンのW杯。都心から電車で1時間、最高峰を体感せよ

3年ぶりの開催が決定した、「ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会」。東京からすぐの場所で大迫力の熱戦が繰り広げられる。迎え入れる実行委員会も、シミュレータやパブリックビューイング、船上観戦など様々な楽しみ方を用意しているので、初めての人でも没入できるはず!

3年ぶりにこの地で開催される世界頂上決戦

世界最高峰を決める戦いというものは、どんな競技であれ胸が熱くなるもの。目にするまではよく知らなかった競技ですら、俄然興味が湧いてきたりする。ラグビーやクライミングのW杯は世界のトップレベルを目の当たりにし、日本人選手の活躍もあり、大いに盛り上がった。

2022年11月11日(金)〜15日(火)の5日間に、また見逃せない大会が開催される。「ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会」は世界最高峰のトップライダー約100名が集結する最注目の大会。

しかも、ワールドツアー最終戦にして、ワールドチャンピオンが決定するとなれば、見逃してはならないだろう。

都心から約1時間と、アクセスも最高

大会が開催される津久井浜は三浦半島の先、横須賀市と三浦市をまたぐ全長約1.5kmの海岸で、都内から電車で約1時間の電車でアクセスできる便利な場所。北に野比海岸、南に三浦海岸が連なり、金田湾、浦賀水道の向こうに、房総半島を望む東京湾の入り口だ。ここが、実はウインドサーフィンに最適なサイドショアが安定して吹くということで、日本でも有数のウインドサーフィンのゲレンデとなっている。

ウインドサーフィン解説図
ウインドサーフィンはセイルに風を受けて、その揚力を利用して走る。スラローム競技は、風上から風下方向に、設置されたブイをすり抜けていく。

ウインドサーフィンには、繰り出す演技を採点する「フリースタイル」や「ウェイブ」というパフォーマンス系の競技もあるが、今回行われる競技は、風上から風下に向かって設置されたブイを、ジグザグにすり抜けていく「スラローム」。風と海の波の力だけを利用しているにもかかわらず男子の最高記録は時速約100kmに及ぶという、スピード系の競技だ。

競技も観戦もイノベーティブな試みがたくさん

ウインドサーフィンの面白いところは、自然の力を利用したネイチャースポーツでありながら、一方でイノベーションとともにあること。

それは競技に使われるボードを見ると明らかで、最近の競技には「フォイル」という部門がある。従来のウインドサーフィンのようにボードが接水しておらず、水中に沈んだフォイルには、飛行機のような翼がついている。スピードが出るとボードは徐々に空中に浮かび上がり、滑空するように海上を進む。波の抵抗を受けないため、さらにスピード感が溢れていて迫力満点だ。

NTTの開発したウィンドサーフィンシミュレーターを体験する様子
NTTの開発したシミュレーター。海上と同じ迫力を、リアルに陸上で味わうことができる。

こういった技術の革新を好む競技だけあって、観戦においても新しい試みが用意されている。海上観覧船の運航も予定されているほか、陸上ではLED大型ビジョンによりルール解説などを織り交ぜながら誰もがレースを楽しめるように中継。また、驚くべきはウインドサーフィンの疑似体験。NTTの全面バックアップにより、身体感覚再生シミュレータ体験会を実施する。セイルやボードに取り付けられたセンサーやカメラによって、海上のプロがどのような感覚で疾走しているか、その様子をVRゴーグルを通して、ボードから伝わる海の振動を実際に感じながら体験できる。

競技ルールや出場選手、また大会に関する詳細は公式HPをチェック!