普段から、自らキッチンに立ち料理をするスチャダラパーのBoseさん。日々お弁当を持たせている娘が夏休みを目前に控えていることもあり、家族で囲む食卓をアップデートしようと計画中だ。季節の食材を使いながら、作り置き可能でもあるメニュー。そして、料理が映えるテーブルウェアも知りたい、と。
そんなわけで今回は、料理研究家の植松良枝さんに考案いただいた夏らしいスパイス料理にトライしていただき、1759年に創業された英国の陶磁器ブランド〈ウェッジウッド〉の新作を試していただいた。新作の「ジオ ブルー」は、同ブランドの代名詞でもある“ジャスパー”のカラーパレットにある“ポートランドブルー”カラーにインスパイアされた清潔感ある青色のラインとストライプ柄が印象的な新しいコレクションだ。
「僕は家では料理担当で、出来上がったものを、家族は喜んで食べてくれてますが、自分では、“これお店の味じゃん!”と感じられるようにレベルを上げたくて。ひと手間かかるけど、なるべく美味しいものを作りたいとは常に考えています。いつもワンランク上に憧れていますから、複数のスパイスを入れるとか、すごくハードルが上がる気がする。しかし今回、クミンを煎ると香りが高まるなど植松さんに教えていただけて、本当に便利でありがたいです」
今回作るのは、インゲンをスパイスと合わせて炒める「サブジ」と、「カチュンバル」というインド風スパイシーサラダを副菜にしたキーマカレーのプレート。スパイシーなコールスロー。そして、トマトとじゃがいものポタージュの3品。まさに夏らしい食材とメニューだ。調理の支度を始めながら、〈ウェッジウッド〉のお皿も手に取るBoseさん。
「おいしい食卓には、食器も重要だと思っています。同じメニューでも、特別なお皿に盛り付けて食べるとおいしくなる。ライブで地方へ行くときは器を探しにいったりもして。ウチの食器棚のスペースの心配をしながら、“このお皿だと、あの料理に合うかな”と考える。「ジオ ブルー」は、器自体のベースが乳白色できれいだし、ストライプの青が鮮やかで、どんな料理でも相性が良さそう。今日のメニューにも合いそうだから、楽しみです」

写真中央から、スーツなどにも見受けられる英国らしいピンストライプモチーフが印象的な「プレート 24cm ピンストライプ ホワイト」(6,600円)、左端の「ボウル 11cm ライン」(4,950円)、左手奥の「ボウル 16cm ライン」(5,500円)そして右の「マグカップ ピンストライプ ブルー」(5,500円)。
「ボウル ライン」は、縁に走るブルーの線と、外面のハニカム柄のエンボス模様が特徴。「ジオ ブルー」コレクションのテーブルウェアはすべて、電子レンジと食洗機の使用が可能。問/ウェッジウッド(www.wedgwood.jp)
料理と盛り付けを済ませ、いざ実食。色彩豊かなテーブル上を見て「料理とお皿の彩りが完璧。僕のリクエストが、こんな仕上がりになるなんて」と感嘆の声を上げるBoseさん。
「自宅でカレーを作るとき、味は子供に合わせて中辛くらいで作り、大人だけスパイスなどの辛味を足しています。でも今回教えてもらったキーマカレーは、全体的にはマイルドな味わいで、食べ進めるうちに少し辛さを感じる程度。これなら子供でも大丈夫だし、少し冷めたものでも十分おいしかった。副菜は、2種類がそれぞれ違うキャラクターで、見た目も楽しい。夏野菜のインゲンを使ったサブジ。そしてカチュンバルで使ったパインと新生姜の相性の良さは衝撃的でした。早速、我が家でも作ってみたいと思います」
ピンストライプブルーのマグカップでチャイを飲みながら、今回試してもらった「ジオ ブルー」コレクションについても語るBoseさん。
「柔らかみのある乳白色と青のストライプのコンビネーションは、ウェッジウッドの伝統を踏まえていてすごくスマートですよね。この組み合わせは、藍染などの和柄にも多いと思うので、日本人が清潔感を感じるものとして、近しいと思うんです。シンプルでシャープなデザインが、色鮮やかな南インド料理に合っていましたが、逆に見た目が地味な和食を載せてもかわいいんじゃないかな。「ピンストライプ ホワイト」のプレートにアジの干物、ボウルにお味噌汁とかもいいかもしれない。それから、伝統ある〈ウェッジウッド〉の食器なのに、電子レンジ使用が可能というのも嬉しい。子供に「チンして食べてね」と、料理を作り置きしておいても大丈夫だから助かる。
ボウルのシリーズの側面にエンボス加工で施されているハニカム柄は、家族で使うのにぴったりだと思う。モチーフとなっている蜂の巣は、人間の世界で例えれば家ですから。スタイリッシュで、便利。だから我が家にもセットで欲しいな。食器棚の空きスペースを調整して、導入したいと思います」