大きなAが特徴的な椅子は、その名も「アナーキーチェア」。
「家具は、毎日使用する生活の一部としてのプロダクトなので、機能性を重視する必要があります。そこに“アンダーカバーらしさ”を加えたのが、背面に付けたアナーキズムのシンボルであるサークルA。
デザインは自分で行い、インテリアデザイナーの佐々木一也さんと作り上げました。難しい作業でしたが、納得のいく仕上がりになったと思っています。」
最近では、河井寬次郎をはじめとした民藝品にも興味を持っているという高橋さん。制作は〈天童木工〉に依頼した。
「出来上がったサンプルを製品化するうえで、耐久性や精度を確保する必要があると判断し、実績と信頼のある天童木工さんへ話を持ちかけました。
実際スタッフの方々とサンプルを見ながら修正点を話し合いましたが、技術面、機能面のアップデートのやりとりは流石としか言いようがないほど素晴らしい。
このアナーキーチェアを皮切りに色々なプロダクトに挑んでいきたいと思っています」