Live

PR

Live

暮らす

PR

詩人・黒川隆介の“余計なものを持たない旅”と、質実剛健な〈TUMI〉のバッグ

ジャック・ケルアックが旅で『路上』を書き上げたように、詩人と旅は切っても切れない。かつての彼らのように旅する詩人、黒川隆介さんに話を聞くと旅との関係性と、必要不可欠なものが見えた。

photo: Go Tanabe / text: Toromatsu

歴史ある質実剛健なバッグなら、本当に必要なものだけを旅に連れていける

16歳から国内外を旅して歩き、見聞きして感じたことを詩に綴ってきた詩人・黒川隆介さん。最近の活動を見ると、雑誌やウェブへの寄稿に朗読会等の詩人としての活動はもちろん、テレビ番組のレギュラー出演や今回の撮影場所でもあるバー〈詩鳴る〉の営業など、多忙なイメージ。

旅に行く時間はないのかも?と思われるが、昨年末にはサンフランシスコに行き、年始には宮崎へ。アトリエを構える函館にも、1ヵ月半に1度は訪れている。古くから詩人と旅は密接な関係にあるように思うが、なぜ忙しい日常の中でわざわざ旅をするのだろうか。

「旅というのは自分の居心地のいい場所から離れる行為。知らない場所では、○○さんですね、とわかってくれる人がいない。自分そのものが試されます」と黒川さん。聞くと、仲間と旅先に訪れても到着早々一人だけ別行動をとるし、できる限り行ったことのない飲み屋の扉を開くらしい。

そうすることで新しい人や場所との出会いが生まれ、誰かの心に刺さる言葉も生まれるのだ。改めて“詩的な人”だと思わされる。何なら手ぶらで、なるがままに旅をしているかも?と思ったが、さすがにそういうわけではないよう。

「僕は荷物が結構多いんです。仕事道具のパソコンや手帳に加えて歯ブラシなどの生活雑貨も普段から使っているものがいい。あと本は最低3冊持っていくし、現地で詩を朗読することもあるから自分の詩集や、物販する作品なども。バッグは重要で、懐に少し余裕が出始めた20代の中頃、ちゃんとしたカバンを買いたいと思い手にしたのが〈トゥミ〉のものでした。頑丈なおかげで10年以上愛用していたんですよ」

TUMIのバッグと黒川隆介
TUMI ALPHA エクスパンダブル・オーガナイザー・ラップトップ・ブリーフ(上)
収納力と使いやすさは周知の通りだが拡張機能付きでさらに大容量に進化した。「Alpha X」のために開発されたパラアラミド繊維を用いた素材は引き裂きや摩耗に強く、型崩れしにくい。H32×W40.5×D14〜19㎝。121,000円。

TUMI ALPHA インターナショナル・デュアル・アクセス・4ウィール・キャリーオン(下)
上と同じく圧倒的な耐久性を誇る素材「PX6™」を使用。短期旅行に最適な機内持ち込みサイズ。USB充電ポートやスーツ用のガーメントスリーブを備え使い勝手も抜群。H56×W35.5×D23~28㎝。35〜43ℓ。187,000円。

人前で公演や朗読をするとなると、どんなバッグでもいいというわけにはいかないし、作品を持ち運ぶとなると頑丈な方がいい。確かに〈トゥミ〉のものなら間違いないだろう。

加えて言うならこのブランドは1975年から続くバッグの匠。当然進化を続けていて、注目コレクション「Alpha X」のキャリーオンやブリーフは、これまで使われていた素材に比べて耐久性が約5倍にも上がっている。

「自分の作品くらいならどうなってもいいんですけど、ほかに持っていくものが自分を形成するうえで大切なものばかりで。大事な本に、友人がプレゼントしてくれた服、詩を書かせてもらった店のもの。旅先でいただくおみやげも大切に持って帰りたいから、頑丈なのは何より心強い」。

黒川さんは、仕事道具や生活道具など、物は詰め込んでいても、“余計なものを持たない旅”があると話を続けた。

「人って身に着けているブランドや服装で“この人はこういう人だ”という固定観念を抱きやすいじゃないですか。デザインの主張が強いバッグだと余計なイメージや背景がついてきてしまう。そういう目に見えない余計なものを持たない旅を心がけています。その点、物を運ぶ人のためにあり続けた〈トゥミ〉のバッグは、機能性を追求し削ぎ落としたデザインで、使う人に色をつけない。バッグとして自立しているところも僕にはありがたいんです」

旅に何を持っていくか、旅先で何を持って帰るか。さらには何に詰めていくか。すべてが詩となる。黒川さんの旅には質実剛健なバッグが必要不可欠なのだ。やはり詩人と旅は相性が良い。