和菓子を愛するあの人へ
京の老舗が作る、白砂糖不使用の新感覚和菓子
〈吉村和菓子店〉の「焼き鳳瑞〈あづき茶〉」
創業1803年、京都の老舗和菓子店〈亀屋良長〉。初代店主の頃より220余年、店先に湧き出る銘水「醒ヶ井水」を活かし、京菓子を作り続けている。「烏羽玉」といった伝統菓子から、パンに載せて焼くと小倉バタートーストになる「スライスようかん」など時代と共鳴する“発明メニュー”も多く、数多くのヒット作を世に送り出している。
そして2016年、8代目店主が体調を崩したことをきっかけに、〈亀屋良長〉から誕生したのが〈吉村和菓子店〉。「からだにもこころにもやさしい京菓子」をテーマに、企画開発を担当する妻の吉村由依子さんが立ち上げたブランドだ。
ラインナップは、糖尿病や糖質制限が必要な方々にも体に負担をかけず楽しんでもらえる和菓子。ミネラルや食物繊維を豊富に含む、なるべく精製度の低い材料を選び、甘みは血糖値の上昇度(GI値)が穏やかなココナッツシュガーやメープルシロップ、てんさい糖、パラチノースといった低GI値の天然甘味料を使用。
看板商品の「焼き鳳瑞〈あづき茶〉」は、小豆の煮汁にココナッツシュガーとパラチノースを加えて泡立てた生地に、色とりどりの素材を合わせて焼き上げたお干菓子。「鳳瑞(ほうずい)」とは卵白に砂糖を入れて泡だて、寒天で固めた伝統的な半生菓子で、それを動物性・白砂糖不使用で乾燥焼きにしたバージョンだ。
サクッと究極に軽やかな生地は、口の中でシュワシュワと溶け、「抹茶」の香り高さとほろ苦さ、「有機発芽玄米・雑穀」のあわやきびがプチプチ弾ける香ばしさ、そして甘酸っぱいいちごにカカオニブを合わせるという、まるでショコラティエのような素材使いの「いちご・カカオ豆」など、素材使いも実にバラエティ豊か!
糖質制限が必要な方とも、またはダイエット中の方とも、あらゆる人とお菓子を味わう“心の華やぎ”を共有できる一品。