お菓子を愛するあの人へ
人気パティスリーの“クセになる”フレンチクルーラー
〈Equal〉の「フレンチクルーラー」
2019年秋、幡ヶ谷は西原商店街の一角に誕生して以来、変わらぬ賑わいを誇るパティスリー〈Equal〉。ご存知、代々木八幡の人気ビストロ〈PATH〉のオーナーパティシエ・後藤裕一さんが営む店だ。
チーズケーキやシュークリーム、ショートケーキなど、一見すると街の洋菓子屋さんのような素朴で親しみやすいラインナップでありながら、食べればその洗練された味わいにハッとする。これこそフランス菓子と日本の洋菓子のテクニックを自在に活かし、伝統的な手法を新たな目線で再構築する後藤シェフのアプローチ。“新しい定番”ともいうべきおいしさが人気の理由なのだ。
そしてフレンチクルーラーも多くのリピーターを持つ看板アイテムの一つ。〈PATH〉の週替わりのスイーツ企画で2017年に作ったのがきっかけで、〈Equal〉には数年前から登場。
フランス菓子を基盤としながら、気軽に立ち寄れる街に根ざした洋菓子店を目指す〈Equal〉には、まさにぴったりのアイテムだ。
一口かじるとサクッと小気味いい音を立て、中はふんわりしっとり真綿のごとく。うっとりしながら咀嚼していくと卵の風味がふわりと広がり、やがてウタカタのように消えていく……。
素朴で飾らぬ見た目と繊細な口どけの、なんというギャップ!生地にはほぼ甘みをつけていないため、表面にまぶした砂糖とのバランスもちょうどいい。米油で揚げることで旨味が増し、後味もスッキリ。だからついついあともう一つ、食べたくなってしまうのだ。
何気なく手渡して相手の驚く顔を見たくなる、そんな“日常の小さなサプライズ”になる一品!