中華を愛するあの人へ
名店のシェフが作る万能の“醤”シリーズ
〈富麗華キッチン〉のXO醤
2000年に東京・東麻布で創業した〈富麗華〉。伝統的な上海料理と洗練の広東料理を提供するモダンなチャイニーズレストランだ。話題の〈麻布台ヒルズ〉に2024年3月にオープンした〈富麗華キッチン〉は、「名物 黒酢の酢豚」や“黒炒飯”の名で愛される「たまり醤油炒飯」、点心類など、店のスペシャリテをテイクアウトできる中国料理惣菜デリ。そして現在、この店のみで販売しているのがシェフ自家製の“醤”シリーズだ。
時間をかけて開発された「野菜のXO醤」は、その名の通り動物性の食材を使わず、野菜のみで作ったベジ対応のXO醤。通常はエビやホタテなど魚介類の旨味を味の礎にするが、こちらの主役となる素材はキノコ。長野県産えのきだけを中心にマッシュルームなどをふんだんに使い、きわめつきは黒トリュフ!キノコの豊潤な香りと旨味が口いっぱいに広がり、最後に黒トリュフの艶やかなアロマがリッチに香る。蒸し野菜やグリル野菜のトッピングはもちろん、そのまま食べてもみごとなお酒のアテになる!
そしてオリジナルの“醤”シリーズは2種類あり、もう一種の「麻辣醤」もかなりおすすめ。自家製の葱油が実に香りよく、塩漬け唐辛子や豆板醤、一味唐辛子、粉山椒などが辛味だけではない奥行きある旨味を紡ぎ出す。冷奴に載せるだけでももう、最高の酒の友。
何より、無添加で作り上げる濁りのない味わいが素材たちを引き立てるのだ。お酒好きはもちろん、食を愛する友に贈りたい一品。