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今日のギフト:〈杉戸煎餅〉の揚げかき餅

あの人の笑顔が見たい。お世話になっている友達や家族、恋人に贈りたい、ちょっと楽しいプレゼントを毎日紹介。

photo: Shu Yamamoto / text&edit: Yoko Fujimori

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米菓を愛するあの人へ
香ばしさは格別、完全自家製の揚げかき餅

〈杉戸煎餅〉の揚げかき餅

葛飾は青砥で営む創業96年の老舗煎餅店。この店の稀有な点は、今や分業制が進み、中でも生地は生地業者から仕入れる店が大半の中、もち米を蒸すところから全て自社の工房で一貫製造しているところ。

おかきやかき餅の良質な材料として知られる「みやこがね」を蒸し、搗いて餅に仕上げ、3週間をかけて乾燥機を使わず、天日干しにすることでゆっくりと水分が抜け、ふっくらと甘みのある生地になるそう。だから商品になるまで最短でも3週間かかる。

そうした工程を端折ることなく行うのが〈杉戸煎餅〉のポリシーだ。

200℃超の高温でカラリと揚げた看板の「揚げかき餅」は、アツアツのうちにジュワッと醤油をまぶした「しょうゆ」が一番人気。ほかに塩、青海苔、胡麻の全4種類。

しっかりとした歯ごたえのある生地は、ザクザクと噛むうちに生地の甘みがじんわりと広がり、溢れんばかりのもち米の旨味と滋味に感嘆する。

ちなみに店名は初代が埼玉県の杉戸町出身だったことから命名。揚げかき餅なのにくどさがなく、(カロリーは気になりつつも)ついもう一つ、さらにもう一つと手が出てしまう。米菓本来の「米」の旨さを再認識する名品!

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