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今日のギフト:〈御あられ処 さかぐち〉のあられ「京にしき」

あの人の笑顔が見たい。お世話になっている友達や家族、恋人に贈りたい、ちょっと楽しいプレゼントを毎日紹介。前回の「〈佐々木家具造形研究所〉の木のオブジェ」も読む。

photo: Shu Yamamoto / text&edit: Yoko Fujimori

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米菓を愛してやまないあの人へ
見た目も圧巻の名作海苔あられ

〈御あられ処さかぐち〉のあられ「京にしき」

昭和27(1952)年創業の江戸あられとかきもちの専門店〈さかぐち〉。代表作の一つ「京にしき」は、あられに上質な海苔を巻いた一口サイズの海苔巻き。缶を開ければ醤油と海苔のいい香りが立ち上り、ツヤツヤと漆黒に輝く海苔巻きが隙間なくびっしりと詰められた眺めは圧巻!これぞまさに職人技。

その昔、海外赴任中の常連客から「日本らしい手土産を」というリクエストがきっかけで生まれたものだとか。海苔とあられのパリパリ、サクサクとした軽快な歯ごたえも素晴らしい。

そして刀絵染作家・鳥居敬一氏が手がけた粋なパッケージも大きな魅力で、創業時から変わらぬ包装紙や「東京風味」のかけ紙、福助のご挨拶状といった一つ一つが目を楽しませる。サクサクの歯ごたえには湿気が大敵のため、小分けにできる袋が同梱されているのも心遣い。“缶を開ける喜び”に満ちた不朽の江戸みやげだ。

京にしき 1缶300g4,500円。ほかに500g6,800円もあり。

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