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ロンドン生活を経て、見据える新境地。小袋成彬が着る〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉

シンプルで美しいデザインと高い機能性を併せ持ったアスレチックブランド〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉が共感を寄せるのは、新たな道を切り拓く次世代の挑戦者たちだ。作詞やアレンジ、プロデュースワークで頭角を現し、ここ5年間はロンドンを拠点にソロでの音楽活動に力を注いできたのが、ミュージシャンの小袋成彬さん。異国での経験とそこで触れた新たな価値観を携え、より広いフィールドでの活躍を追い求める彼の“アスリートマインド”とは───。

photo: Kenta Sawada / styling: Keisuke Shibahara / hair&make-up: Yoshikazu Miyamoto / text: Emi Fukushima / edit: Yu-ka Matsumoto

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大胆な決断こそが、次なる成長を促してくれる

2019年から活動の拠点をイギリス・ロンドンへと移した小袋成彬さん。現地の音楽カルチャーにどっぷりと浸かり、楽曲制作に没頭した期間を経て、現在は、新たな挑戦のために日本に帰国中だ。

「今は久々に生まれ育った埼玉の浦和に滞在していて、地元の良さを見つめ直す時間になっています。埼玉って“何もない”と思われがちですが、改めて向き合ってみると、ちゃんとカルチャーが根付いているんですよね。今日来ているアウトドアショップの〈RIMBA〉も、20年近く浦和の文化的な側面を牽引しているお店の一つ。レコードも置かれていて、こうしてフラッと来ては、店内を眺めたり、店主の横浜(祐一)さんと話したりしています」

小袋さんのキャリアのスタートは、2014年に自身の音楽レーベルを立ち上げたこと。まずはプロデュースワークで才能を開花させ、18年にソロデビュー。他に類を見ない流れで道を切り拓いてきた。自分自身を、「まずドラスティックな決断をして、そこから『さあ、どうしよう』と考えて行動していくのが好きなタイプ」と形容する彼の大胆な性格を物語るのが、19年に渡英を決めたこと。そしてこのロンドンでの生活こそ、まさに挑戦の連続だった。

「コンビニがなくて不便だとか、飯がイマイチとか(笑)、生活面でギャップを感じた点は挙げればキリがないんですが、一番驚いたのは、いろんな人種の人がごく自然に混ざり合って暮らしていること。ツアーなどで世界各地を回ってきましたが、多様性の豊かさはロンドンが圧倒的。地元出身者だけじゃなくて、ザンビア出身もいればイタリア出身もいる。俺は日本の埼玉出身だし。それぞれに異なるルーツを持っていることが、すごく刺激的でした」

〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉を着ている小袋成彬

現地では、日々街へと繰り出して自分の力で1からコミュニティを広げていった小袋さん。ミュージックバーやライブハウスなどに飛び込む中では、多彩な才能とも意気投合していった。

「毎週月曜と火曜にフリージャズのセッションをやっているライブバーがあって、お客さんとしてよく行っていたんです。だんだん知り合いも増えて、時々自分もセッションに参加するようになって。そこでいろんなミュージシャンとの出会いに恵まれました」

そんな彼のロンドン生活の集大成とも言えるのが、3年ぶりのアルバムとして今年1月にリリースした『Zatto』。ジャズやソウルを素地に、現地で関係を紡いだ多彩なミュージシャンたちとセッション形式で作り上げていった作品だ。その一連の過程を、「さまざまな面で鍛えられる経験だった」と小袋さんは振り返る。

「そもそも生バンドでレコーディングをすること自体が初めてだったし、現地にはスタッフもいないので、自分でスタジオを探すところから始めました。どんな選択肢があるか、少しでも安く借りられる方法はないか、しらみつぶしにセッション仲間に聞いていって。とにかくいろんな人に助けてもらいましたね」

また参加してくれるミュージシャンを募っていく過程では、少々胃のキリキリするような経験も。「特にフェスシーズンにはミュージシャンの多くが出払ってしまって、リハーサルの2日前までメンバーが揃わない状況に陥ったこともありました。それで友達づてにスケジュールが空いていて腕の良い人を紹介してもらって。当初はうまくいくんだろうかと不安でしたけど、セッションしてみれば、みんなすごく良いミュージシャンだった。だから後半にもなると、『まあなんとかなるか』と謎の自信がついてきました。少々のことでは動じなくなってきましたね(笑)」。

〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉を着ている小袋成彬

視野を広げ、社会を見る眼を養った、ルーツの異なる仲間たちとの関わり

時には辛酸をなめながらも、やっぱり多様な音楽的ルーツを持つミュージシャンたちとの制作は刺激的だったという小袋さん。「ギターのアプローチだったり、ドラムのリズムパターンだったりと、ひとつひとつが新鮮だった」と振り返る。やりとりの中では、仕事の仕方にもある気づきがあったそう。

「彼らの良さを生かすためには、『ここは絶対にこう弾いてくれ』とギチギチに指示するやり方ではうまくいかない。他者のアイデアを受け入れる余白を持つことは、以前にも増して意識するようになりましたね。あと彼らって普段は当たり前に遅刻するし、メールの返信も全然来ないけど(笑)、レコーディング中の集中力は凄まじいんですよ。自分は常に全力でやりたいタイプでしたが、彼らの最大出力の大きさを目の当たりにしてからは、そのスタイルを許容できるようになったし、『抜くときは抜く、やるときはやる』のスタンスもアリだなと。マインドを切り替えることができました」

一方で、そうした多様な仲間と関わることは、音楽面のみならず、小袋さんの社会に対する眼差しにも影響を与えることに。

「世の中で起きている事象に対する“解像度”が上がったなと思います。例えば、周囲には戦時下にあるウクライナ人の友達もいて、彼らとも『普段何を食べているの?』とか『どんな幼少期を送っていた?』というたわいもない話をします。そんな日々の中で壊滅的なオデッサの街の映像をメディアで見ると、一個人のささやかなストーリーのすべてが粉々になっているんだなと痛感するんですよね。『Black Lives Matter』も同じ。以前は過激な抗議デモの映像を漫然と見ていたけれど、黒人の友達と話すと、歴史の中でいかに不当な差別を受けてきたのか生の情報として知る。ルーツを知ることの大切さやアイデンティティについて考えさせられた意味でも、有意義な日々でした」

今の気分は、ネクタイを取り入れた、カジュアルな着こなし

『Zatto』を完成させていくまでの過程では、ジャズやソウルのアーティストたちの作品や映像にも多く当たったという小袋さん。そこで得た視覚的なイメージには、ファッションの面でも大いに影響をもたらした。そんな彼の今の気分は、「ネクタイ」だ。

「バチッとスーツを着てトランペットを吹いているミュージシャンのビジュアルを見ると、かっこいいなと。自分も真似してみようとネクタイやシャツを買ってみたら、より様になる組み合わせを考えるようになってきて。その魅力にハマっていきました」

この日着てもらった〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉のポロシャツは、アスレチックウェアとしての機能を備え、スポーティでありながら、日常着としてもフィットする洗練されたデザイン性が持ち味。今の小袋さんのアイデンティティであるネクタイも、軽やかに決まっている。

〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉を着ている小袋成彬

   

〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉を着ている小袋成彬

  

   

   

〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉を着ている小袋成彬

「ネクタイを締めると、スタイリングによってはフォーマルになりすぎてしまうのが悩みどころでした。スポーティで軽やかだけど、袖口や襟元にひと工夫があり洗練されているこのポロシャツと合わせると、ほどよくカジュアルダウンされてすごく良い。襟付きに襟付きを重ねる技は、自分でも挑戦してみたいです」

〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉を着ている小袋成彬が飲み物を飲んでいる

異国での経験を経て、一人の表現者として、あるいは一人の人間として、たくさんの気づきを蓄えた小袋さん。今目が向いているのは、自身のルーツである埼玉への思いだ。

「多様な仲間と出会ったからこそ、ルーツこそが自分のアイデンティティだと改めて気づいたし、地元を大切にしたい思いがより強くなりました。あとコロナ禍では文化芸術活動が最初に切り捨てられていきましたが、アートや音楽に触れると生きる希望が湧いたり、人と人とのつながりが刺激をくれたりと、“不要不急”とされているものこそかけがえのないものだと多くの人が気づいたはずですよね。だから今は、自分の経験を活かして、文化や芸術活動を後押しするアクションを地元に対して起こしていきたいなと。それも、いちミュージシャンとしてではなく、また違ったレイヤーで。できることを考えたいなと思っています」

吸水速乾性に優れた素材を用いたポロシャツは、スエットとカットソーの中間をイメージした新鮮な着心地。袖口をカットオフしたり、可動域を広げるマチを脇に切り替えたり機能性と遊び心を融合させたデザイン。シグネチャーカラーでもあるイエローの配色が襟元からチラリと覗くさりげない演出も見逃せない。

ポロシャツ18,920円(東京デザインスタジオ ニューバランス/ニューバランスジャパン お客様相談室)、シャツ36,300円(ネズヨウヒンテン/にしのや TEL:03-6434-0983)、ショーツ26,400円、ネクタイ15,400円(共にグラフペーパー/グラフペーパー 東京 TEL:03-6381-6171)、その他私物

ニューバランスジャパン お客様相談室

次代の挑戦者たち。Season 3|TOKYO DESIGN STUDIO New Balance

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