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台湾最新トピック「リノベ図書館」編。日本統治下時代の大浴場が大変身!

台湾へ旅行に行くならぜひチェックしたい最新トピックを紹介!本記事では、大浴場をリノベーションした、癒やし系図書館の情報をお届け。

photo: Koh Akazawa / text: Yuriko Kobayashi / coordination: Chen Tsuiwen(MPX)

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インディペンデント書店が数を増やすなど、とにかく本とカルチャーが好きな台湾の人々。図書館だって進化を続けている。中でも個性が際立っているのが台北のアート&カルチャー発信地・松山文創園區にある〈不只是圖書館 Not Just Library〉。

その名の通り、ただの図書館ではないんです。実はここは昔の大浴場。日本統治下時代、この一帯はたばこ工場で、そこで働く人々のための共同浴場があったのだとか。入場チケットを買って靴を下駄箱に入れると、のれんをくぐって中へ。書棚が並ぶスペースから一段低くなった場所で、みんな思い思いの姿勢で本を読んでいる。

隣の部屋にはタイル張りの浴槽がそのまま残され、カウンターとして使われていたり、つっかけを履いて夕涼みできる庭もあったりと、面白い!入浴しながら読書するリラックス感を味わえる、癒やし系図書館だ。

台北〈不只是圖書館 Not Just Library〉入口
のれんをくぐって館内へ。蔵書はデザイン関係を中心に約15,000冊。2020年のオープン以来、平日でも多くの人が訪れる。

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